フィニー引退パーティーになったEFエディケーションファーストの2019ジャパンカップアフターパーティー
2019ジャパンカップサイクルロードレースの熱戦が冷めやらぬ10月20日の夜、宇都宮市内に期間限定でオープンしていたラファ宇都宮で、米国のUCIワールドチーム、EFエディケーションファーストのアフターパーティーが開催された。
イギリス・ロンドン発のロードサイクリングウェアブランド『ラファ(Rapha)』は、2016年でチームスカイのウェアスポンサーを終了し、その後2シーズンはエリート男子チームとのつながりを持たずにいた。しかし、今季から再びEFエディケーションファーストのスポンサーになり、今回のアフターパーティー開催も実現した。ショップ内で行われるパーティーは、ホテルなどの大広間で行われるものと違って選手と参加者に距離がなく、アットホームな雰囲気で過ごせるのが魅力だ。
ありがとうフィニー!
EFエディケーションファーストは、ジャパンカップ開催直前に29歳のテイラー・フィニー(米国)が今季いっぱいで引退すると表明し、ジャパンカップは現役最後のレースだった。そのため、ラファ宇都宮で開催されたEFエディケーションファーストのアフターパーティーも、フィニー引退パーティーを兼ねていた。
しかし、今年のジャパンカップはスタートから高速の展開で、フィニーは1周目から遅れたグループで走り続け、残念ながら最後のレースを完走することはできなかった。冒頭の挨拶で彼は「ボクたちはあなた方の国に居る事、あなた方が居てくれる事が大好きです。あなた方がボクたちに与えてくれたエネルギーに感謝しています」と、言っていた。
引退するフィニーへプレゼントする為に主催者は色紙を用意し、パーティーの間、参加者全員に思い思いのイラストやメッセージを書いてもらった。最後はそれをフィニーにプレゼント。フィニーはその1つ1つを嬉しそうに眺めていた。
今後はアーティストとして活動するフィニー
チームプレゼンテーションの時に、フィニーはプロ自転車選手を引退した後、アーティストになると話していた。今後は絵を描いたり、音楽活動をすると言う。「来年ボクのカレンダーに唯一あるのは、5月に開催されるコロラドのアートショー。でも、1月には北海道にスキーをしに来ようかな…」と、彼は話していた。
そしてフィニーは最後に、主催者から贈呈された花束をバラし、女性の参加者全員に1本ずつ花をプレゼントして回った。この粋な計らいに女性陣は大感激し、素晴らしい思い出の品を抱いて帰路についた。
ラファ宇都宮では、EFエディケーションファーストのアフターパーティー後、そのまま恒例のクロージングパーティーへとなだれ込み、他チームの選手たちも大勢参加して深夜遅くまで大盛り上がりだった。