2022BMXレーシングワールドカップ第5戦 男子U23・中井飛馬が7位

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コロンビア・ボゴタにて開催されている2022UCI BMXレーシング種目ワールドカップシリーズ第5戦にて、日本人最高位は男子アンダー23の中井飛馬(7位)となった。

ワールドカップシリーズも後半戦に入り、昨年同様に第5戦から第8戦までの4大会が2週に渡って同会場にて開催される。オリンピックでも毎大会男女ともにメダルを獲得しているBMXレーシング種目強豪国のコロンビアだが、今大会開催会場も男子で2大会連続にてメダルを獲得しているカルロス・ラミレスのネーミングがされるほど、国や地域が自転車競技へ力を入れている。

本大会の日本チームは、これまで同様にU23カテゴリーを中心としたメンバー構成での参戦となり、エリートには第2戦イギリス大会での怪我から復帰した畠山紗英が出場した。

 

女子エリートはケガから復帰した畠山紗英が出場

2022UCI BMXレーシングワールドカップ第5戦

#3 SMULDERS, Merel (NED)、#85 HATAKEYAMA, Sae (JPN)

 

シリーズ第2戦決勝での転倒にて足首を骨折していた畠山紗英が、約4カ月ぶりにレースへ復帰した。

まだ本調子ではなく、予選から敗者復活戦にあたるラストチャンスクオリファイ (LCQ)へ回るも、全体の19位で予選を通過。続く準々決勝も通過し、準決勝まで駒を進めるも、決勝進出は届かなかった。

<畠山紗英のコメント>
まずはたくさんのサポートにより、レースへ復帰できたことが嬉しいです。リザルトとしてはあまり良くなかったですが、コロンビアに来てからも日々感覚を取り戻してきて、ジャンプのこなしなどプラスな面も多くあったので、残り 3戦で調子を戻して行きたいと思っています。

<大会結果エリート女子>
優勝:SHRIEVER Bethany (イギリス)
2位:SMULDERS Laura (オランダ )
3位:WILLOUGHBY Alise (アメリカ)
16位:畠山紗英

 

U23男子・中井飛馬は7位

2022UCI BMXレーシングワールドカップ第5戦

#519 NAKAI, Asuma (JPN)

 

7月末に開催された2022世界選手権にて3位を獲得した中井飛馬 (日本体育大学)と、第3戦にてトップ10入りしている島田遼 (GAN TRIGGER)の2人が参戦。

両選手とも予選を通過し、 1/8決勝へ進出。中井は全体のトップタイムを出し、1位で準々決勝へ進出。島田は通過圏内を走るも、コーナーのライン取り争いに破れここで敗退となった。

続く準々決勝もトップタイムで通過した中井は、準決勝も1位で終え、決勝へ勝ち進んだ。

決勝は2コースを選択し、隣の1コースには世界チャンピオンであるフランスのGaroyanが並んだ。優勝をかけた決勝のスタート、中井は僅かにタイミングを早まりゲートに前輪をヒットさせて失速。最後尾から追い上げる展開となり7位でレースを終えた。

1日を通したスタートタイムは中井の準決勝がトップタイムであり、引き続き決勝でのパフォーマンス発揮に課題を残した。

<中井飛馬コメント>
1日通して調子が良く、すべて準備は整っていたので、決勝でのスタートミスはとても悔しいです。今シーズンはワールドカップにてリザルトを残せていないですが、明日以降もベストな走りをベストなタイミングで出せるように切り替えて行きます。

<島田遼コメント>
1/8決勝ではコーナーでの周囲の動きを把握しきれず、悔やまれるレースになりました。明日はライン取りの改善と、攻める気持ちを持って勝ち進みたいと思います。

<大会結果男子 Under23>
優勝:GAROYAN Leo (フランス)
2位:CASTRO CEVALLOS Cristhian Felicicimo (エクアドル)
3位:MARSZALEK Hugo (フランス)
7位:中井飛馬(日本体育大学)
49位:島田遼( GAN TRIGGER)

 

U23女子は丹野夏波、籔田寿衣が参戦

2022UCI BMXレーシングワールドカップ第5戦

#514 GAYHEART, Mckenzie (USA) 、#501 TANNO, Kanami (JPN)

 

日本からは世界選手権大会にて決勝進出した丹野夏波 (早稲田大学)と、籔田寿衣 (大阪体育大学)を派遣。両選手とも予選を通過し、準々決勝はそれぞれの組で丹野は1位、籔田は2位で準決勝へ。

準決勝、丹野は第1コーナーを4位で通過するも、その後セクションで失速し決勝進出を逃した。続く籔田は、スタートから2番手につけるも、第1コーナー前のセクションにて1位の選手の後輪と接触し転倒してしまった。翌日以降は怪我の状態を見て参戦を決める。

<丹野夏波コメント>
今回のコースは総合力が問われるコースで、苦手とするスタミナ面で差が出てしまったレースでした。明日は得な面に集中して、勝ち進めるように頑張ります。

<籔田寿衣コメント>
順調に勝ち進んでいたので、準決勝では相手のライン変更に反応しきれずクラッシュしてしまいもったいないレースとなりました。大きな怪我は無く良かったですが、打ち身の様子をみて明日以降に備えます。

<大会結果女子 Under23>
優勝:STURISKA Veronika Monika(ラトビア)
2位:GAYHEART Makenzie (アメリカ)
3位:HUTT Emily(イギリス)
15位:丹野夏波(早稲田大学)
16位:籔田寿衣(大阪体育大学)

 

 

大会名:2022 UCI BMXスーパークロスワールドカップ第5〜8戦

第5戦 2022年9月24日(土)
第6戦 2022年9月25日(日)
第7戦 2022年10月1日(土)
第8戦 2022年10月2日(日)

大会会場:Pista de BMX Carlos Ramirez(コロンビア)