ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第1ステージはユンボ・ヴィスマが優勝し、ヘーシンクがラ・ロハ獲得

  • photo Unipublic / Sprint Cycling Agency

今シーズン最後のグランツールであるスペインのブエルタ・ア・エスパーニャ(UCIワールドツアー)が、8月19日にオランダ中部のユトレヒトで開幕した。
 

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■ユトレヒト中央駅前の表彰台に上がった地元オランダのユンボ・ヴィスマ (photo : Unipublic / Sprint Cycling Agency)

 
初日はユトレヒト市内で23.3kmのチームタイムトライアルが競われ、地元オランダのユンボ・ヴィスマが、英国のイネオス・グレナディアズに13秒差を付けて区間優勝した。3位は14秒差でベルギーのクイックステップ・アルファヴィニル チームだった。

ユンボ・ヴィスマは8人揃ってゴールし、地元オランダのロベルト・ヘーシンクが先頭でフィニッシュラインを通過し、真紅のリーダージャージ『ラ・ロハ』を着る栄誉を得た。36歳のヘーシンクはブエルタ参加9回目で初めてラ・ロハを着ただけでなく、グランツールで初めて総合リーダジャージを獲得した。
 

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■地元オランダのユンボ・ヴィスマがチームTTを制した (©SprintCycling)

 
第1ステージは23チームの182選手がスタート。スペインのマヌエル・ペニャルベル(ブルゴス・BH)は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性になり、スタートできなかった。そのため、スペインのブルゴス・BHは、コロンビアのナイロ・キンタナが欠場したフランスのチームアルケア・サムシックと同じく、1人少ない7人でチームタイムトライアルを走った。
 

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■ベテランのヘーシンクが真紅のリーダージャージ『ラ・ロハ』を獲得した (©SprintCycling)

 
■ラ・ロハを獲得したヘーシンクのコメント
「本当に信じられない。チームメイトたちに本当に感謝している。彼らは本当にクレイジーなほど強く、ラ・ロハになれて本当に感謝している。間違いなくボクの競技キャリアのハイライトの1つだ。

我々は何度か中間タイムを聞いて、それは速かったが、言うまでもなく最後までやり遂げなければならなかった。チームタイムトライアルではあらゆる事が起こりうるが、強い選手がたくさん居るから、このチームが確実に勝つ可能性がある事は分かっていた。

通常、ボクの仕事はチームを助け、ログリッチを助ける事だ。ここ数年の助力への感謝の気持ちを伝える本当に素晴らしいやり方だと思う。ラ・ロハを着て地元を走るのは、夢が叶ったようなものだ」
 

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■オランダ開幕3ステージでは特別デザインのラ・ロハが用意された(photo : Unipublic /Charly Lopez)

 
■第1ステージ結果

[8月19日/ユトレヒト(オランダ)~ユトレヒト(オランダ)/23.3km]
1. JUMBO – VISMA (NED) 00h 24′ 40″
2. INEOS GRENADIERS (GBR) +00′ 13″
3. QUICK-STEP ALPHA VINYL TEAM (BEL) +00′ 14″
4. TEAM BIKEEXCHANGE-JAYCO (AUS) +00′ 31″
5. UAE TEAM EMIRATES (UAE) +00′ 33″
6. GROUPAMA – FDJ (FRA) +00′ 38″
7. BORA – HANSGROHE (GER) +00′ 41″
8. TREK – SEGAFREDO (USA) +00′ 42″
9. BAHRAIN VICTORIOUS (BHR)+00′ 42″
10. MOVISTAR TEAM (ESP) +00′ 43″

11. ASTANA QAZAQSTAN TEAM (KAZ) +00′ 46″
12. TEAM DSM (NED) +00′ 53″
13. AG2R CITROEN TEAM (FRA) +00′ 55″
14. EQUIPO KERN PHARMA (ESP)+00′ 57″
15. ALPECIN – DECEUNINCK (BEL) +01′ 03″
16. ISRAEL-PREMIER TECH (ISR) +01′ 04″
17. EF EDUCATION – EASYPOST (USA) +01′ 19″
18. TEAM ARKEA – SAMSIC (FRA) +01′ 25″
19. INTERMARCHE – WANTY – GOBERT MATERIAUX (BEL) +01′ 25″
20. EUSKALTEL-EUSKADI (ESP) +01′ 32″
21. LOTTO SOUDAL (BEL) +01′ 49″
22. COFIDIS (FRA) +01′ 50″
23. BURGOS-BH (ESP) +01′ 58″

■第1ステージの総合成績(ラ・ロハ)
1. ROBERT GESINK (JUMBO – VISMA / NED) 00h 24′ 40”
2. PRIMOŽ ROGLIČ (JUMBO – VISMA / SLO)
3. CHRIS HARPER (JUMBO – VISMA / AUS)
4. SEPP KUSS (JUMBO – VISMA / USA)
5. ROHAN DENNIS (JUMBO – VISMA / AUS)
6. EDOARDO AFFINI (JUMBO – VISMA / ITA)
7. SAM OOMEN (JUMBO – VISMA / NED)
8. MIKE TEUNISSEN (JUMBO – VISMA / NED)
9. ETHAN HAYTER (INEOS GRENADIERS /GBR) + 00′ 13”
10. RICHARD CARAPAZ (INEOS GRENADIERS /ECU) + 00′ 13”

[各賞]
■新人賞:ETHAN HAYTER (INEOS GRENADIERS /GBR)
■チーム成績:JUMBO – VISMA (NED)
 

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(photo : Unipublic /Charly Lopez)

 

ブエルタ・ア・エスパーニャ公式サイト

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