ツール・ド・フランス・ファム・アヴェック・ズイフト第6ステージはマイヨ・ジョーヌのフォスが優勝

サン・ティエ・デ・ヴォージュからロスアイムまでの128.1kmの平坦コースで行われたツール・ド・フランス・ファム・アヴェック・ズイフト2022 第6ステージは、マイヨ・ジョーヌのマリアンヌ・フォス(ユンボ・ヴィスマ)が今大会区間2勝目を上げた。

アタックが繰り広げられ50人まで減った先頭集団からのスプリントを制したフォスは、今大会で2位、1位、2位、5位、3位、そして1位という結果を出している。マルタ・バスティアネッリ (UAEチーム・ADQ) 、ロッタ・コペッキ (チームSDワークス) が区間2位、3位に入った。落車してケガを負った前日の勝者ロレーナ・ウィーベス(チームDSM)はスプリントに参加できなかった。

ツール・ド・フランス・ファム・アヴェック・ズイフト第6ステージ

©A.S.O./Fabien Boukla

 

第6ステージは、19.2km地点の4級山岳・ユルベ峠の上りでマーイケ・ボーハールト(UAEチーム・ADQ)が逃げるが、山岳賞を守りたいフェムケ・ヘリツ (パークホテル・ファンケンブルフ) がトップで山頂を通過する。その下りでエリーザ・ロンゴボルギーニ(トレック・セガフレード)がメカトラブルで遅れ、集団に戻るため3人のチームメイトを呼び戻す。

47km地点でアタックが決まり、14人の選手が先頭グループを形成。
オドレイ・コルドンラゴ(トレック・セガフレード)、シェイラ・グティエレス(モビスター)、クリスティーン・マジェーラス(チームSDワークス)、マリー・ルネット(FDJ・ヌーヴェルアキテーヌ・フュテュロスコープ)、 アナ・ヘンダーソン(ユンボ・ヴィスマ)、フランチェスカ・コッホ(チームDSM)、ティファニー・クロムウェル(キャニオン//スラム)、ルビー・ローズマン・ギャノン(バイクエクスチェンジ・ジェイコ)、サンドラ・アロンソ (セラティジット・WNT)、 ローラ・スマルダース(Liv レーシングエクストラ)、キャスリン・ハメス(EFエデュケーション・ティブコ・SVB)、イェセ・ヴァンデルブルケ(ルコル・ワフー)、ジョスリン・ラウデン(ウーノエクス)、タマラ・ドロノヴァ(ローラン・コジェアス・エーデルワイス・スクワッド)。

続く山岳のクリンゲンタル、グランデルブルッシュではラウデンが先頭で山岳ポイントを獲得し、集団はUAEチーム・ADQ、ヴァルカー・トラベル&サービスがコントロールしてタイム差を2分前後に抑える。

残り30km地点でコルドンラゴがアタックし、タイム差は1分に。ヴァンデルブルケがこれを追って、ハメスがボーナスポイントを獲得する。集団はグレイス・ブラウン(FDJ・ヌーヴェルアキテーヌ・フュテュロスコープ)が力強く引いて、残り25kmでのタイム差は30秒となる。

ヘンダーソンが下りでアタックし、逃げグループが崩壊。一方、ロレーナ・ウィーベス(チームDSM)、ロッタ・コペッキ(チームSDワークス)が落車し、集団に戻れたもののタイムを失い、集団もペースダウンする。

残り20kmでコッホ以外の逃げは吸収され、チームDSMが力強いペースで引く。ここでウィーベスが落車。ヘンダーソンは再度アタックし、ルネット、ラウデンとともに逃げ始める。残り10km、最後の上りでルネットは独走に入り、頂上で24秒差となるが残り5kmで吸収される

ユンボ・ヴィスマとトレック・セガフレードがスプリントを開始し、フォスが再び勝利を獲得した。

ツール・ド・フランス・ファム・アヴェック・ズイフト第6ステージ

©A.S.O./Fabien Boukla

 

マリアンヌ・フォス(ユンボ・ヴィスマ)のコメント:
月曜日の勝利も特別だったが、チームは2度目の勝利を狙っていた。アナ・ヘンダーソンが逃げに入ったのは戦略どおりだったが、集団がコントロールしてしまった。他のチームメイトは私がエネルギーを使いすぎないよう安全に運んでくれた。イエロージャージで勝てるなんて、これ以上のことはない。今週末もイエロージャージを着ていられるなんて夢が叶ったというか…それ以上だ。残り2ステージは全く別のレースになりそうなので、我々も山岳に強い選手で戦う。

 

■第6ステージ結果
[7月29日/サン・ティエ・デ・ヴォージュ〜ロスアイム/128.1km]
1. Marianne VOS(TEAM JUMBO VISMA/NED)03h 09′ 26”
2. Marta BASTIANELLI(UAE TEAM ADQ/ITA)+ 0
3. Lotte KOPECKY(TEAM SD WORX/BEL)+ 0
4. E. BALSAMO(TREK – SEGAFREDO/ITA)+ 0
5. S. PERSICO(VALCAR – TRAVEL & SERVICE/ITA)+ 0
6. M. CONFALONIERI(CERATIZIT – WNT PRO CYCLING TEAM/ITA)+ 0
7. V. GUAZZINI(FDJ SUEZ FUTUROSCOPE/ITA)+ 0
8. K. NIEWIADOMA(CANYON // SRAM RACING/POL)+ 0
9. R. BARBIERI(LIV RACING XSTRA/ITA)+ 0
10. E. LONGO BORGHINI(TREK – SEGAFREDO/ITA)+ 0

■第6ステージまでの総合成績(マイヨ・ジョーヌ)
1. Marianne VOS(TEAM JUMBO VISMA/NED) 19h 30′ 14”
2. Silvia PERSICO(VALCAR – TRAVEL & SERVICE/ITA) + 00h 00′ 30”
3. Katarzyna NIEWIADOMA(CANYON // SRAM RACING/POL)+ 00h 00′ 30”
4. E. LONGO BORGHINI(TREK – SEGAFREDO/ITA) + 00h 00′ 35”
5. A. MOOLMAN-PASIO(TEAM SD WORX/RSA)+ 00h 01′ 05”
6. D. VOLLERING(TEAM SD WORX/NED)+ 00h 01′ 11”
7. J. LABOUS(TEAM DSM/FRA)+ 00h 01′ 19”
8. A. VAN VLEUTEN(MOVISTAR TEAM WOMEN/NED)+ 00h 01′ 28”
9. C. LUDWIG(FDJ SUEZ FUTUROSCOPE/DEN)+ 00h 02′ 02”
10. Elise CHABBEY(CANYON // SRAM RACING/SUI)+ 00h 02′ 34”

[各賞]
■ポイント賞:Marianne VOS(TEAM JUMBO VISMA/NED)
■山岳賞 : FEMKE GERRITSE(PARKHOTEL VALKENBURG/NED)
■新人賞:JULIA BORGSTRÖM(AG INSURANCE-NXTG TEAM/SWE)
■チーム成績:TEAM SD WORX(NED)

 

ツール・ド・フランス・ファム・アヴェック・ズイフト 公式サイト

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