コレンとボジッチがアンチ・ドーピング規則違反で2年の処分を下された

国際自転車競技連合(UCI)は10月9日に、バーレーン・メリダに所属しているボルト・ボジッチ(スロベニア)とクリスティアン・コレン(スロベニア)を、オーストリア当局の情報に基づき、アンチ・ドーピング規則違反で処罰したと発表した。

2人は今年2月に発覚したオーストリアの血液ドーピング事件『オペラシオン・アーデルラス(瀉血を意味するドイツ語)』で、過去に「禁止方法の使用」というアンチ・ドーピング規則違反の可能性があるとされ、5月にUCIから一時的な資格停止処分を下されていた。

バーレーン・メリダの選手であるコレンには、2011年と2012年のアンチ・ドーピング規則違反(禁止されている方法、物質の使用)で、2年間の資格停止処分が下された。

バーレーン・メリダの助監督であるボジッチには、2012年のアンチ・ドーピング規則違反(禁止されている方法、物質の使用)で、2年間の資格停止処分が下された。

2人は管轄する国のアンチ・ドーピング機関と世界アンチ・ドーピング機関(WADA)に上訴することができる。

オペラシオン・アーデルラス事件では、すでにオーストリアのゲオルグ・プライドラーとシュテファン・デニフル、イタリアのアレッサンドロ・ペタッキがアンチ・ドーピング規則違反で処分を下されている。

オペラシオン・アーデルラス(アーデルラスは瀉血を意味するドイツ語)…今年2月末にオーストリアで開催されたノルディックスキー世界選手権で、ドーピングを行っていた選手や医師が逮捕された事件で、逮捕されたドイツ人医師のマルク・シュミットが、過去にゲロルシュタイナーやチームミルラムのチームドクターだった事から、自転車競技界に飛び火した。

5月には、2人の現役選手と引退選手、チーム監督が、アンチ・ドーピング規則違反の可能性があるとして、UCIから一時的な資格停止処分を下されている。

UCI公式サイト