新城幸也（バーレーン・ヴィクトリアス）は2022年6月10日（金）、ドイツの国境に面するスイスのロイッガーンで開催された『Grosser Preis des Kantons Aargau グランプリ・カントン・アールゴー』に出場した。

ロイッガーンの街を一周するような約20kmの周回コースを10周するレースは、周回ごとに選手たちが振るい落とされていくというようなサバイバルレース。周回の中に設定された山岳ポイントは緩やかではあるが、そのたびに各チームがベースアップし、厳しい展開へ持ちこまれた。

残念ながら、チームはトップ10入りを逃したが、新城は38位で無事にフィニッシュしている。

集団の中で落ち着いて周回をこなしていく新城　Photo：Cor Vos

スタート前、カメラに笑顔を見せる新城　Photo：Cor Vos

新城幸也のコメント：
「地元のジーノ・メーダーがリーダーなので、スプリント勝負ではなく、少人数の勝負にすることがチームの作戦だった。

やはりと言うべきか、久し振りのレースだったので、エンジンがかかるまではきつかったが、1時間走ってからはいつもどおりの調子になった。逃げを追いかけているだけだけども、ペース早かったので毎周回、集団の人数が絞られていくというチームとして思い描いた展開だった。

残り30kmまでは順調に走れていたが、逃げも捕まり、再びアタック合戦が始まり、上りきったところで集団が２つに別れてしまい、チームメイトが4人前の集団に入ったので見送ってしまったら、自分のいた集団はそのまま止まってしまい、前を見送りグルペットとなってしまった。

最後の勝負所までチームのサポートが出来なかったのは残念だったが、ツール・ド・スイスの前にレースを走れて、体をレースモードに出来たのは良かった。1日しっかりリカバリーして、明後日からのツール・ド・スイスに備えます。』

新城は6月12日（日）～19日（日）までツール・ド・スイス2022(UCIワールドツアー)に出場する。

・ツール・ド・スイス2022
Tour de Suisse: 12. – 21. Juni 2022