クリテリウム・デュ・ドーフィネ2022 第3ステージはゴデュが優勝

2022.06.08
レース

photo A.S.O./Aurélien Vialatte / ©SprintCycling

フランスで開催中の第74回クリテリウム・デュ・ドーフィネ（ＵＣＩワールドツアー）は、6月7日にサン・ポーリアンから標高1396mのシャストレ・サンシー頂上（カテゴリー2）までの169kmで、丘越え区間の第3ステージを競い、地元フランスのダヴィド・ゴデュ（グルパマ・ＦＤＪ）が、ポイント賞のマイヨ・ベールを着たベルギーのウァウト・ヴァンアールト（ユンボ・ヴィスマ）を、ゴールスプリントで打ち負かして優勝した。

■フィニッシュラインで両手を上げたヴァンアールトをゴデュが差した(©SprintCycling)

ユンボ・ヴィスマが先頭を引き続けた最後の坂で集団は30人ほどに絞られ、ヴァンアールトはゴールスプリントを制してチームメートたちの仕事を仕上げるはずだった。勝利を確信したヴァンアールトは、フィニッシュラインの直前で体を起こして両手を上げたが、その瞬間に車体を投げ出したゴデュに差されてしまった。「我々はチームで一日中一生懸命働いていたから、恥ずかしい。最後に自分自身で負けてしまった。だから言葉もない」と、ゴール後にヴァンアールトは語っていた。

区間3位はフランスのヴィクトール・ラフェイ（コフィディス）だった。この日、マイヨ・ジョーヌを着ていたフランスのアレクシー・ヴュイエルモ（トタルエナジーズ）は、最後の坂で集団から遅れてしまい、59秒遅れでゴール。ヴァンアールトが総合首位に返り咲き、再びマイヨ・ジョーヌを獲得した。

■区間優勝したゴデュのコメント
「最後の直線では少し遅れていたから、できないと思った。その後、グニエーツが来て、ボクは彼の後ろに付いて行った。自分に力があると感じていて、ヴァンアールトがうまくやっているのを見た。ボクは自分自身に彼を捕まえられると言い聞かせた。そして、それをやってのけたんだ。今年のスタートから、こういう勝利を待っていたから感動したよ」

■区間2勝目は逃したが、マイヨ・ジョーヌを取り戻したヴァンアールト (photo : A.S.O./Aurélien Vialatte)

■第３ステージ結果
1. DAVID GAUDU (GROUPAMA – FDJ / FRA) 04H 09′ 38”
2. WOUT VAN AERT (JUMBO – VISMA / BEL)
3. VICTOR LAFAY (COFIDIS / FRA)
4. RUBEN ANTONIO ALMEIDA GUERREIRO (EF EDUCATION – EASYPOST / POR)
5. KÉVIN GENIETS (GROUPAMA – FDJ / LUX)
6. NICHOLAS SCHULTZ (TEAM BIKEEXCHANGE-JAYCO / AUS)
7. DAMIANO CARUSO (BAHRAIN VICTORIOUS / ITA)
8. DYLAN TEUNS (BAHRAIN VICTORIOUS / BEL)
9. MATTEO JORGENSON (MOVISTAR TEAM / USA)
10. BRANDON MCNULTY (UAE TEAM EMIRATES / USA)
43. ALEXIS VUILLERMOZ (TOTALENERGIES / FRA) + 00′ 59’’

■第３ステージまでの総合成績
1. WOUT VAN AERT (JUMBO – VISMA / BEL) 12H 50′ 32”
2. DAVID GAUDU (GROUPAMA – FDJ / FRA) + 00′ 06’’
3. VICTOR LAFAY (COFIDIS / FRA) + 00′ 12’’
4. PATRICK KONRAD (BORA – HANSGROHE / AUT) + 00′ 16’’
5. MATTEO JORGENSON (MOVISTAR TEAM / USA) + 00′ 16’’
6. RUBEN ANTONIO ALMEIDA GUERREIRO (EF EDUCATION – EASYPOST / POR)
7. JHOAN ESTEBAN CHAVES (EF EDUCATION – EASYPOST / COL) + 00′ 16’’
8. PRIMOŽ ROGLIČ (JUMBO – VISMA / SLO) + 00′ 16’’
9. STEFF CRAS (LOTTO SOUDAL / BEL) + 00′ 16’’
10. BEN O’CONNOR (AG2R CITROEN TEAM / AUS) + 00′ 16’’