第24回夏季デフリンピックMTB XCOにて早瀨久美が銀メダル獲得!
メリダジャパンとMERIDA PARTNER SHOPのサイクラリー喜輪がサポートする早瀨久美(はやせ くみ)がブラジルのカシアス・ド・スルにて開催された第24回夏季デフリンピック競技大会MTB XCOにて銀メダルを獲得した。
デフリンピックとは聴覚障害者(ろう者)のための国際的なスポーツ大会であり、1924年フランスで初開催された。
MTB女子は2013年の第22回デフリンピック ブルガリア・ソフィア大会で採用されたが、その記念すべき初回に銅メダルを獲得したのが日本の早瀨久美。続く2017年の第23回デフリンピック トルコ・サムスン大会でも銅メダルを獲得。今大会でも銀メダルを獲得した早瀨は自転車競技初となる3大会連続のメダル獲得となった。
【早瀨久美選手のコメント】
「2019年からメリダジャパンとサイクラリー喜輪のサポートを受けてCJシリーズをメリダバイクで戦ってきました。いまの相棒はフルサスバイクのNINETY-SIX。マウンテンバイク日本代表で活躍していた今井美穂選手と同じバイクです。 私は体が小さくパワーがあまり出せないのですが、このバイクは自分が出したパワーをそのままダイレクトに路面に伝えることができ、その路面からくる振動を体に残さずうまく逃してくれるので最後まで力を出し切ることができます。
パワーが足りない分トルコ大会から5年間、小笠原崇裕監督の指導のもと徹底的にテクニックとそれを支えるフィジカルを磨いてきました。下り特化練習として内嶋亮コーチからテクニックを丁寧に学び、フィジカル強化のためロード特化練習としてレバンテフジ静岡・佐野淳哉コーチからもフィジカル面や走行テクニックなどを学び、このブラジル大会では万全の準備をして挑むことができました。
今年2月末、くだり特化練習中の転倒で背骨を骨折する怪我をしてしまい絶望を感じる毎日を送りました。その間、チーム仲間やスタッフ、監督やコーチたち、そしてトルコデフリンピック日本選手団帯同チームドクターの支えのお陰で何とかギリギリスタートラインに立つことができ、もうそれだけで胸がいっぱいでした。
ブルガリア大会は上位パンクによる銅メダル、トルコ大会は女子の人数が少ない中での銅メダルでした。今大会は参加数も参加国も多く3位ギリシャ選手と4位スロバキア選手とは終始競り合っており胸をはって勝ち取ったと思える銀メダルでした。最後の最後まで踏ん張れたのはやはり力を無駄なく路面に伝えられかつギリギリ力を温存できる私の相棒で全幅の信頼をおいているメリダのバイクのお陰です。
最長年での3大会連続獲得は多くの国の女性アスリートにとって大きな励みとなったようで女性アスリートをより増やし競技環境をより良くしていくきっかけになれれば嬉しいです。」
【MERIDAアンバサダー:GUNN-RITA DAHLEFLESJA選手から早瀨選手へコメント】 Congratulation Kumi with a great performance at the Deaflympics MTB XCO. Hope we meet again!
デフリンピック MTB XCOで大活躍の久美おめでとう。また会えるといいね!