「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」 3年ぶりの開催が決定

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ツール・ド・フランスの名を冠したサイクルロードレースイベント「J:COM presents 2022 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」が、2022年11月6日(日)にさいたま新都心駅周辺で開催される。ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムの開催は、前回の2019年大会以来3年ぶり8回目となる。2022年大会のコンセプトは「PLEASURE of RE:SAITAMA CRITERIUM」。ツール・ド・フランスを戦うトップライダー達が3年ぶりにさいたま新都心を駆け巡る非日常の祭典をみんなで喜び、楽しみ、分かち合うことで、日常に彩りを生み出したいという想いが込められている。

 

遠藤会長と清水市長

大会を主催するさいたまスポーツコミッションの遠藤秀一会長(左)と、さいたま市の清水勇人市長。清水市長は、「さいたまクリテリウムは今後もさいたま市において継続的に開催することで、スポーツ人口はもとより、地域経済活動や本市のブランド力を高めることに大きく寄与できるものと考えております」と話した ©SSC

 

今大会からの新たな試みは、10月末から11月上旬の期間の「さいたまクリテリウムWEEK」だ。レース当日の1日だけではなく、複数日にわたってイベントを行い、露出機会の拡大、大会の認知度向上を図るとともに、さいたまクリテリウムを観るだけではなく、参加する体験を創出するという。また、これまでと同様に、大会前日と当日には、自転車体験イベントなどが楽しめる「サイクルフェスタ」やさいたま市の食が楽しめる「さいたまるしぇ in さいたまクリテリウム」も開催される。

 

大会の開催概要

主催:さいたまスポーツコミッション
共催:埼玉県、さいたま市、 A.S.O.(Amaury Sport Organisation)
特別協力:さいたまクリテリウム推進委員会
競技主管:日本自転車競技連盟
日程:2022年11月6日(日)
会場:さいたま新都心駅周辺
放送:調整中
内容:
(1) クリテリウムレース(海外招聘選手、国内選手によるレース)
(2) タイムトライアルレース
(3) コース及びイベント会場での一般参加体験イベント
(4) スポンサー企業、自転車関連企業の PR ブース
(5) パブリックビューイング

 

大会コース

コースは2019年大会と同様だ。1周約3.5kmで、さいたまスーパーアリーナ内をコースの一部として使用する。選手はここを17周する予定で、「クリテリウムの良さというのは、ロードで走ってその姿を体感させて感動させる」(遠藤会長)ことにあるという趣旨からも、大会は有観客で行う方向で進められている。

2022さいたまクリテリウムのコース

 

さいたまクリテリウムWEEKの概要

日程:2022年10月末~11月上旬
場所:さいたま新都心を中心とした市内
内容:
・さいたまクリテリウムの紹介、展示
・自転車の歴史や文化の紹介
・作品展示などの文化芸術の分野におけるイベント
・フランスに関連したイベント
・さいたま市教育委員会との連携による市内生徒との交流イベント

 

サイクルフェスタ/さいたまるしぇの概要

2022 サイクルフェスタ

日程:2022年11月5日(土)、6日(日)
会場:さいたま新都心公園(調整中)
内容:家族連れやサイクリストを始め多くの人が参加、体験できるイベントとして、ブースの設置や体験コーナー、賑わいステージなどを設ける。
入場料:無料

2022 さいたまるしぇ in さいたまクリテリウム

日程:2022年11月5日(土)、6日(日)
会場:さいたま新都心けやきひろば 2 階
内容:スイーツ等や、フランス産の食材を使った飲食物の販売のほか、協賛企業の飲食、物販、PRブースを設ける

 

マルセル・キッテル氏が大会アンバサダーに就任

元プロロードレーサーのマルセル・キッテル氏が大会アンバサダーに就任する。キッテル氏はツール・ド・フランス 区間通算14勝をはじめとした多くの戦績を残し、2019年に現役を引退。さいたまクリテリウムにも過去5大会に出場し、2019年大会でもアンバサダーを務めた。

キッテル氏のコメント:
「さいたまクリテリウムのアンバサダーへの就任を発表できることをとても嬉しく思います。
さいたまにツール・ド・フランスの“雰囲気”“トップ選手たち”が 3 年ぶりに帰ってきます。
ここ数年は、新型コロナウイルスによる制限で難しい時期を過ごしてきましたが、今年はそのような心配が無く、我々の自転車への情熱を楽しんでいただけるようになることを願っています。
2022年11月6日にさいたまでお会いできることを心から楽しみにしています」

 

なお、大会当日の一般参加型ライドイベントへの出場権が得られる「Road to さいたまクリテリウム」も開催する方向で検討しているという。