新城幸也は良い感覚で役割を果たし完走 グランプリ・ミゲル・インデュライン2022
新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)は2022年4月2日、スペイン・バスク地方で開催された『Gran Premio Miguel Indurain(グランプリ・ミゲル・インデュライン)』に出場した。
かつてツール・ド・フランスで個人総合5連覇を達成したミゲル・インデュラインの偉業を称え、本人の名前を冠としインデュラインの出身地、スペイン・パンプローナがあるバスク地方のナバーラ州を舞台に開催される190kmのレース。
終盤に上りが連続し、クライマーに有利なワンデーレースと言われるこのレースで、直前まで石畳のスプリンターのレースで仕事をしていた新城がどのように対応できるかが課題であったが、序盤に逃げを試みるなど積極的に動き、明後日からのワールドツアー「イツリア・バスク・カントリー2022」に向けて良い感覚でチームの役割を果たし、無事に85位で完走している。
新城幸也のコメント:
「まさか4月に雪の中でレースするとは思わなかったので、フル装備でレースに望んだが、コースは中盤の上りがカットされて、周回コースの様になった。
チームは明後日から始まるバスク・カントリーがメインターゲットなので、今日はレースの主導権取らず、厳しい展開にしないように、疲労しないようにと言うことでスタートした。天候が雨なので、疲労するなというのが無理なのだが、なるべく脚を使わないように走った。と、いっても大人数の逃げに乗せないと追いかける事になるので、序盤のアタック合戦には参加。
序盤は調子も良かったので、何度か試みたが決まらず、他の逃げグループが出来てからは、集団で大人しく過ごした。天候も雪降ったり、晴れてみたりと安定せず、さすがバスク地方(笑) 1日で雪も太陽も雨も経験した。
残り20kmの重要ポイントだけ、前に出てみんなを良い位置で見送って、残りはゴール目指した。脚にパワーはあるが、さすがにベルギー走ってからだとフレッシュさが足りてなかった(苦笑)
明後日からのバスクカントリーは第1ステージが個人タイムトライアルなので、総合に関係のない僕は時間制限内に走りきるだけ。明日、明後日(第1ステージ)でしっかりと回復させて、第2ステージからの仕事に備えたいと思う。今日のレースと同じメンバーでバスク・カントリーも走るのだが、今日の感じを見てるとみんな調子も良さそうで、楽しみだ!!」
新城は4月4日~9日スペイン・バスク地方で開催される『Itzulia Basque Country (2.UWT)イツリア・バスク・カントリー2022』に出場する。