トラットニック9位、新城はメイン集団でフィニッシュ ドワールス・ドール・ブラーンデレン

3月30日にベルギー・フランドル地方で開催された、ワールドツアー1daレース『Dwars door Vlaanderen 2022(ドワールス・ドール・ブラーンデレン2022)』。クラシックレースの頂点と言われるモニュメントレース、ロンド・バン・ブラーンデレン直前の調整レースとしてこのモニュメント獲得を目指す選手たちが顔をそろえる、ベルギークラシック石畳4連戦の最後のレース。

当初、出場予定のなかった新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)であったが、この4連戦全てに参戦となった。

レースは4月3日のモニュメントを狙うエース級の選手たちが自ら積極的に動き、レースを厳しくしていく展開の中、バーレーン・ヴィクトリアスは、このレースからベルギークラシックに合流したヤン・トラットニック(スロベニア)が自ら攻撃を仕掛け9位に入った。

新城は4分12秒遅れのメイン集団の中、59位でフィニッシュし、ベルギークラシック4連戦を全て完走し、無事に終えた。

新城幸也 ドワールス・ドール・ブラーンデレン2022

メイン集団前方で石畳を進む新城 Photo:Cor Vos

新城幸也 ドワールス・ドール・ブラーンデレン2022

無事に代役を務め終えた新城 photo:Cor Vos

 

新城幸也のコメント:
「今日は逃げに乗りたかったのだが、逃げとして成立したグルーブが5人と少なかったので見送る判断となった。コースはE3に似た感じだけど、石畳が少ない分走りやすかった!!

チームとしては フレッド・ライト(イギリス)でトップ5を目標にスタートしたのだが、そのフレッドが途中で落車してしまいプラン変更。ヤン・トラットニック(スロベニア)が、追走するなど積極的に動いて、トップ10でフィニッシュしてくれた。チームとしてはこれ以上は何も出来なくて、自分は25位集団でゴールを目指した。

調子は日々上がっていき、それと同時にレースにも対応出来るようになった。レースは違えど、行われている地方が一緒なので、同じ道を通る事もあったりで、このベルギークラシックは経験も大事な鍵になってくることを感じた。

急遽やって来た出場の機会だったが、終わってみれば走る事が出来て、とても良かった。調子もミラノ〜サンレモよりも上がったと感じているし、経験値が増えた事は何よりだと思う。1日だけど、自宅に帰れるので、リセットしてこれから始まるスペイン(バスク)での山レースに備えたいと思います。」

 

新城の次のレースは以下のとおり。

4月2日:スペイン・バスク地方
『Gran Premio Miguel Indurain (1-Por)グランプリ・ミゲル・インデュライン2022』

4月4日~9日:スペイン・バスク地方
『Itzulia Basque Country (2.UWT)イツリア・バスク・カントリー2022』