モホリッチ優勝!ミラノ~サンレモ2022 新城幸也のコメント

3月19日、イタリアで開催された春1番のビッグレース「ミラノ~サンレモ2022」は、新型コロナウイルス感染により1ヵ月以上レースから離脱していた新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)にとっての復帰戦となった。

UCIの公式ワールドツアーレース最長の293kmという、久しぶりのレースとなった新城には厳しい復帰戦かと予想されたが、その心配を吹き飛ばす結果となり、チームメイトのマテイ・モホリッチ(スロベニア)がスロベニアチャンピオンジャージでモニュメント優勝を飾った。

新城幸也 ミラノ〜サンレモ2022

スロベニアチャンピオンジャージでモニュメントを制したマテイ・モホリッチ Photo:Cor Vos

 

昨年10月4日に開催されたモニュメントの1つパリ~ルーべ2021では、チームメイトのソンニ・コルブレッリ(イタリア)がイタリアチャンピオン、そしてヨーロッパチャンピオンとして優勝を飾るなど、バーレーン・ヴィクトリアスは昨年からの強さを見せつけるビッグタイトルをまた1つ手にした。

新城は序盤から中盤、メイン集団の前方2番手辺りでチームを牽引し続け、その姿は長時間国際映像でも確認することができ、完全復帰をアピールした。チームのオーダーどおり勝負所までしっかりとチームを守り、エースたちを良い位置で送り出すという仕事を果たし、新城は8分31秒遅れの111位で無事、完走している。

新城幸也 ミラノ〜サンレモ2022

前から2番手が新城。危険回避のため、前方でチームを牽引する。 Photo:Cor Vos

 

新城幸也のコメント:
「300kmの長い1日の終わりには最高な時が待ってたよ。僕がこれまで出場したことあるモニュメント(ミラノ〜サンレモ、リエージュ、ロンバルディア)でチームメイトが優勝したのは初めての経験となった。

前半~中盤の平坦区間が僕の担当だったので、ゴールの事は考えずに惜しみ無く脚を使った。ほぼ、初戦みたいなレースなので、自分自身でもどこまで走れるか分からなかったけど、終わってみればしっかりと走る事が出来て一安心だ。

でも、やっぱりクラシック走るには事前にいくつかレースを走るにこしたことはない(苦笑) 皆で祝勝会!と行きたかったのだが、、、次の予定も立て込んでいたので、いつかやるぞ!と言うことで先延ばしとなった。

急遽、呼ばれた復帰レースで最高な結果になり、これからのモチベーションとなった。
次のレースは23日のベルギーDe Panne(ドパンヌ)。この勢いで良い結果に繋げたいと思う。」

 

新城の次のレースは3月23日にベルギーで開催されるワールドツアー「46th Minerva Classic Brugge-De Panne(ブルージュ〜ドパンヌ2022)」。この大会も200kmを越える長丁場のレースとなる。

 

新城幸也 公式Twitter