パリ~ニース2022 頂上ゴールの第7ステージはマイヨ・ジョーヌのログリッチが優勝

  • photo ASO/Alex BROADWAY / ©SprintCycling

フランスで開催中の第80回パリ~ニース(UCIワールドツアー)は、3月12日にニースをスタートし、標高1607mでカテゴリー1のコル・ド・チュリーニ(ラ・ボレーヌ・ヴェジュビー)頂上にゴールする、今大会のクイーンステージである第7ステージを競い、総合リーダーのマイヨ・ジョーヌを着たスロベニアのプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)が区間優勝した。
 

パリ~ニース2022

■総合リーダーのマイヨ・ジョーヌを着たログリッチがクイーンステージを制した

 
区間2位は同タイムでコロンビアのダニエル・マルティネス(イネオス・グレナディアズ)、3位は2秒遅れで英国のサイモン・イェーツ(チームバイクエクスチェンジ・ジャイコ)だった。

“太陽へと向かうレース”と呼ばれるパリ~ニースも、いよいよ残り1ステージ。13日の最終日はニースがスタートとゴールで、5つの丘と峠を越える115.6kmの第8ステージが行われる。
 

パリ~ニース2022

■息子と一緒に表彰台でテレマークのポースを取ったログリッチ(©SprintCycling)

 
第7ステージは6人が出走せず、103人がニースをスタート。5km地点で18人の逃げ集団が形成されたが、14.9km続く最後のコル・ド・チュリーニで生き残ったのは、グレゴール・ミュールベルガー(モビスターチーム)だけだった。

ゴールまで残り7.5kmで、メイン集団から最初にアタックしたのはアダム・イェーツ(イネオス・グレナディアズ)だったが、マイヨ・ジョーヌのログリッチがそれを許さず、カウンターアタックで飛び出し、ミュールベルガーを抜いて先頭に立った。

ログリッチに付いて行けたのはマルティネスだけだったが、サイモン・イェーツとナイロ・キンタナ(チームアルケア・サムシック)が合流し、先頭は4人になった。最後は残り250mでアタックしたログリッチに誰も付いていけなかった。
 

パリ~ニース2022

■コル・ド・チュリーニで先頭はログリッチ、マルティネス、S・イェーツ、キンタナだけになった

 
■クイーンステージを制して総合優勝に王手をかけたログリッチのコメント
「ボクの最大のサポーター(息子)の目前で、こんな風な長い上りで勝てて素晴らしい。表彰台でテレマークをして一緒に最高のひとときを過ごすよ。彼と一緒にもっと練習したいね! スタート直後からハイペースで厳しいステージだった。速かったが良かったし、最後はアタックを追いかけて勝てる脚があったから、素晴らしい一日だった。

最終ステージはいつも最も厳しいのは知っている。(落車で遅れて総合優勝を逃した)昨年を思い出し、我々は非常に集中しなければならないのは分かっている。大きな戦術ではないが、スタートからエンジン全開になるだろう。エズ峠は新しい斜面で、こんなふうに厳しい1kmがある時には心配になるが、そこに到着した時にはうまくいく事を願っているよ」
 

パリ~ニース2022

■マイヨ・ジョーヌを守り、総合優勝に王手をかけたログリッチ


■第7ステージ結果

[3月12日/ニース~コル・ド・チュリーニ(ラ・ボレーヌ・ヴェジュビー/155.5km]
1. PRIMOŽ ROGLIČ (JUMBO – VISMA / SLO) 04H 02′ 47”
2. DANIEL FELIPE MARTINEZ (INEOS GRENADIERS / COL)
3. SIMON PHILIP YATES (TEAM BIKEEXCHANGE-JAYCO /GBR) + 00′ 02”
4. NAIRO QUINTANA (TEAM ARKEA – SAMSIC / COL) + 00′ 09”
5. JOAO PEDRO GONÇALVES ALMEIDA (UAE TEAM EMIRATES / POR) + 00′ 11”
6. BRANDON MCNULTY (UAE TEAM EMIRATES USA) + 00′ 25”
7. JACK HAIG (BAHRAIN VICTORIOUS / AUS) + 00′ 27”
8. ADAM YATES (INEOS GRENADIERS / GBR) + 00′ 29”
9. GUILLAUME MARTIN (COFIDIS / FRA) + 00′ 44”
10. WOUTER POELS (BAHRAIN VICTORIOUS / NED) + 00′ 56”

■第7ステージまでの総合成績
1. PRIMOŽ ROGLIČ (JUMBO – VISMA / SLO) 26H 26’ 11’’
2. SIMON PHILIP YATES (TEAM BIKEEXCHANGE-JAYCO /GBR) + 00′ 47’’
3. DANIEL FELIPE MARTINEZ (INEOS GRENADIERS / COL) + 01’ 00’’
4. ADAM YATES (INEOS GRENADIERS / GBR) + 01’ 50’’
5. NAIRO QUINTANA (TEAM ARKEA – SAMSIC / COL) + 02’ 04’’
6. JACK HAIG (BAHRAIN VICTORIOUS / AUS) + 02’ 12’’
7. ALEKSANDR VLASOV (BORA – HANSGROHE / RUS) + 02’ 22’’
8. PIERRE LATOUR (TOTALENERGIES / FRA) + 02’ 56’’
9. ION IZAGUIRRE INSAUSTI (COFIDIS / ESP) +03’ 13’’
10. JOAO PEDRO GONÇALVES ALMEIDA (UAE TEAM EMIRATES / POR) +03’ 29’’
 

(photo : ASO/Alex BROADWAY)

 

パリ~ニース公式サイト

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