パリ~ニース2022 第3ステージはピーダスンが優勝

  • photo ASO/Alex BROADWAY

フランスで開催中の第80回パリ~ニース(UCIワールドツアー)は、3月8日にヴィエルゾンからデュン・ル・パレステルまでの191kmで平坦区間の第3ステージを競い、デンマークのマス・ピーダスン(トレック・セガフレード)が集団ゴールスプリントを制して優勝した。
 

パリ~ニース2022

■ピーダスンがUCIワールドツアーで久々の勝利を上げた

 
区間2位はフランスのブライアン・コカール(コフィディス)、3位はベルギーチャンピオンのウァウト・ヴァンアールト(ユンボ・ヴィスマ)だった。

集団ゴールスプリントでは、残り300mで落車が発生し、総合リーダーのマイヨ・ジョーヌを着たフランスのクリストフ・ラポルト(ユンボ・ヴィスマ)が巻き込まれた。幸い大した怪我はなく、彼は自力でゴールし、総合首位の座を守った。
 

パリ~ニース2022

■第3ステージはドゥール、グジャール、デヘントが逃げた

 
第3ステージは148選手が出走。3km地点でトマス・デヘント(ロット・スーダル)、オウェイン・ドゥール(EFエデュケーション・イージーポスト)、アレクシー・グジャール(B&Bホテルズ・KTM)がアタックし、逃げグループになった。

3人のタイム差は5分以上にはならず、ゴールまで残り24.6kmのペルーの丘で集団に吸収された。このカテゴリー3の丘で、前日に区間優勝したファビオ・ヤコブセン(クイックステップ ・アルファヴィニル チーム)や、ディラン・フルーネウェーヘン(チームバイクエクスチェンジ・ジャイコ)といったピュアなスプリントは集団から遅れてしまった。

終盤はセーアン・クラーウアナスン(チームDSM)がアタックを試みたが成功せず、最後は集団ゴールスプリントになり、ピーダスンが優勝した。

■区間優勝したピーダスンのコメント
「1周していたから、ゴールは分かっていた。それはボクにとって完璧なものだった。ゴールで不運だった昨日とは状況が異なっていた。今日チームは素晴らしい仕事をして、キルシュとストゥイヴェンが完璧なリードをしてくれた。行く時だと感じた時に、頭を下げてフィニッシュラインに向かってスプリントするだけだった。幸運にも、それは後方の連中を抑えるのには十分だった。

ワールドツアーでの久々の勝利だった(2020年のヘント〜ヴェヴェルヘム以来)。このシーズンは順調に始まり、クラシックへの正しい道を進んでいると思うよ」
 

パリ~ニース2022

■ラポルトは落車に巻き込まれたが、総合首位は守った

 
■第3ステージ結果

[3月8日/ヴィエルゾン~デュン・ル・パレステル/191km]
1. MADS PEDERSEN (TREK – SEGAFREDO / DEN) 04H 23′ 29”
2. BRYAN COQUARD (COFIDIS /FRA)
3. WOUT VAN AERT (JUMBO – VISMA / BEL)
4. JASPER PHILIPSEN (ALPECIN – FENIX / BEL)
5. ANTHONY TURGIS (TOTALENERGIES / FRA)
6. BINIAM GIRMAY (INTERMARCHE – WANTY – GOBERT MATERIAUX / ERI)
7. FRED WRIGHT (BAHRAIN VICTORIOUS / GBR)
8. DANNY VAN POPPEL (BORA – HANSGROHE / NED)
9. ETHAN HAYTER (INEOS GRENADIERS / GBR)
10. JUAN SEBASTIAN MOLANO BENAVIDES (UAE TEAM EMIRATES / COL)
93. CHRISTOPHE LAPORTE (JUMBO – VISMA / FRA)

■第3ステージまでの総合成績
1. CHRISTOPHE LAPORTE (JUMBO – VISMA / FRA) 11H 34′ 44”
2. WOUT VAN AERT (JUMBO – VISMA / BEL) + 00′ 01’’
3. PRIMOŽ ROGLIČ (JUMBO – VISMA / SLO) + 00′ 09’’
4. MADS PEDERSEN (TREK – SEGAFREDO / DEN) + 00′ 29’’
5. BRYAN COQUARD (COFIDIS /FRA) + 00′ 33’’
6. PIERRE LATOUR (TOTALENERGIES / FRA) + 00′ 33’’
7. ZDENĚK ŠTYBAR (QUICK-STEP ALPHA VINYL TEAM /CZE) + 00′ 38’’
8. JASPER STUYVEN (TREK – SEGAFREDO ?BEL) + 00′ 39’’
9. ALEKSANDR VLASOV (BORA – HANSGROHE / RUS) + 00′ 39’’
10. FLORIAN SENECHAL (QUICK-STEP ALPHA VINYL TEAM /FRA) + 00′ 39’’
 

パリ~ニース2022

(photo : ASO/Alex BROADWAY)

 

パリ~ニース公式サイト

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