UCIワールドツアーのオムロープ・ヘットニュースブラッド2022はヴァンアールトが初優勝

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ベルギーのロードレースシーズンの開幕戦であり、フランダース・クラシックスの1戦である第77回オムロープ・ヘットニュースブラッド(UCIワールドツアー)が、2月26日に北部の東フランダース州で開催され、ベルギーチャンピオンのウァウト・ヴァンアールト(ユンボ・ヴィスマ)が独走で逃げ切って初優勝した。
 

オムロープ・ヘットニュースブラッド2022

■ベルギーチャンピオンのヴァンアールトが独走で逃げ切って初優勝した (©SprintCycling)

 
ベルギーチャンピオンが今大会で優勝したのは、1989年のエティエンヌ・ドヴィルデ以来だった(注:当時のレース名はオムロープ・ヘットフォルク)。

2位争いのゴールスプリントはヨーロッパチャンピオンのソンニ・コルブレッリ(バーレーン・ヴィクトリアス/イタリア)が制し、3位にはベルギーのグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(AG2R・シトロエンチーム)が入った。

ヴァンアールトはゴールまで残り31kmのべーレンドリースの坂で、チームメートのティシュ・ベノート(ユンボ・ヴィスマ)と一緒にアタックし、集団から抜け出した。このアタックにはイネオス・グレナディアズのトーマス・ピドコックとホナタン・ナルバエス、コルブレッリも加わっていた。彼らは残り26kmで先頭の逃げグループに合流した。

そこから残り20kmでブノートが単独でアタックし、わずかなリードを保って石畳のミュールを越えたが、逃げは残り15kmで全員がメイン集団に吸収され、レースは振り出しに戻った。ヴァンアールトは、最後の石畳の坂だったボスベルフの手前でアタックし、ゴールまで残り13kmで集団から逃げ出した。彼はそのまま22秒差を付けて、ニノーブのゴールに飛び込んだ。
 

オムロープ・ヘットニュースブラッド2022

■左から2位のコルブレッリ、優勝したヴァンアールト、3位のヴァンアーヴェルマート (©SprintCycling)

 
■優勝したヴァンアールトのコメント
「ベノートとボクはベーレンドリースでうまくアタックした。ボスベルフの前はいつも静かなのを知っていたから、そこでアドバンテージを得たかった。頂上で良い差をまだ持っていたから、フルスピードで行く事を決めた。全力を尽くして、幸運にもその戦術はうまくいった。我々はずっとレースをコントロールしていたから、チームメートたちは称賛に値する」
 

■第77回オムロープ・ヘットニュースブラッド 結果
[2月26日/UCIワールドツアー/ベルギー/204.2km]
1. VAN AERT Wout (JUMBO-VISMA / BEL) 4:50:46
2. COLBRELLI Sonny (BAHRAIN VICTORIOUS / ITA) +0:22
3. VAN AVERMAET Greg (AG2R CITROEN TEAM / BEL) +0:22
4. NAESEN Oliver (AG2R CITROEN TEAM / BEL) +0:22
5. CAMPENAERTS Victor (LOTTO SOUDAL / BEL) +0:22
6. TILLER Rasmus (UNO X Team / NER) +0:22
7. TRENTIN Matteo (UAE TEAM EMIRATES / ITA) +0:22
8. PASQUARON Andrea (INTERMARCHÉ – WANTY – GOBERT MATÉRIAUX / ITA) +0:22
9. SENECHAL Florian (DECEUNINCK – QUICK-STEP / FRA) +0:22
10. STUYVEN Jasper (TREK – SEGAFREDO / BEL) +0:22
 

オムロープ・ヘットニュースブラッド2022

■ベルギーのロードレースシーズン開幕戦は快晴になった (©SprintCycling)

 

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