ブリヂストンサイクリングMTBチームが2021シーズンで活動満了
全日本選手権MTB XCO、XCC制覇、東京オリンピックMTB競技準代表と結果を残してきたチームブリヂストンサイクリングMTBチームが、2021年シーズンをもってその活動を一旦満了する。
1996年のアトランタ大会で初めてオリンピックの正式種目となったMTB競技。チームブリヂストンはそれに先駆ける1994年にMTBチームを設立し、28年間にわたる活動を行ってきた。オンロード、オフロードの2チーム体制で国内外での数々の勝利と実績を残してきたが、2022シーズンよりトラックとロード種目を中心とした1チーム体制となる。
MTBチームで12年間活躍してきた平野星矢と、8年間にわたり監督とメカニックを兼任してきた小林輝紀監督は契約を満了し次の道へと進む。沢田時は2022シーズンをロードレース中心に走り、強化の一環としてMTBとシクロクロスレースにも出場する予定だ。
小林輝紀監督のコメント
2021年シーズンをもって私たちMTBチームの活動を満了いたします。
そして私たちMTBチームが培ってきた有形無形の財産は2022年のTEAM BRIDGESTONE Cyclingに引き継がれます。
私たちはアジア初のUCIプロMTBチームとして、海外を主戦場とした数々のレースを戦い続けてきました。世界最高峰のワールドカップ、オリンピック、世界選手権、アジア選手権、世界選手権、UCIレースなど、数えきれない多くのレースを戦い、沢山のタイトルを勝ち獲ってきたアジア最強のチームです。
東京2020オリンピックを終えた今季、MTBチームの目指してきた28年間の活動は一旦満了致しますが、これは決して歴史が止まることを意味するものでも、幕が下ろされることでもありません。
日本のチームとして、日本人として、最も多くの戦歴をもつ私たちにしかできない新たな輝きを探し、未来を築くために必要な節目です。
私たちはいつの日か、再び皆さんとマウンテンバイクという素晴らしいスポーツの世界を一緒に楽しみ、夢を見て、それを叶える日が来ることを信じています。
皆様と共に築き上げてきたTEAM BRIDGESTONE Cycling MTBチームに最大の敬意と感謝を送りたいと思います。
ありがとうございました。
そして、また会いましょう。