2021-2022スーパープレステージ第5戦ボームはヴァンアールトが圧勝

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シクロクロスのシリーズ戦である2021-2022テレネット・スーパープレステージは、12月4日にベルギー北部のボームで第5戦を競い、今大会でシーズンインしたベルギーチャンピオンのウァウト・ヴァンアールト(ユンボ・ヴィスマ)が圧勝した。
 

2021-2022スーパープレステージ第5戦ボーム

■シーズン初戦で圧勝したシクロクロス・ベルギーチャンピオンのヴァンアールト(©Bettiniphoto)

 
2位は1分40秒差でベルギーのトーン・アールツ(バロワーズ・トレック・ライオンズ)、3位は1分48秒遅れでヨーロッパチャンピオンのラルス・ファンデルハール(テレネット・バロワーズ・ライオンズ/オランダ)だった。シリーズ総合首位は、ベルギーのエリ・イーゼルビット(パウエルスサウゼン・ビンゴール)が守った。


冷たい雨のレース

2021-2022スーパープレステージ第5戦ボーム

■ボームは冷たい雨のレースになり、コースは泥々だった(©Bettiniphoto)

 
気温7℃で冷たい雨のレースになったボームは、ダートがぬかるみ、コース上には大きな水たまりができた場所もあった。近郊のアントワープで、翌日に開催を予定していた2021-2022UCIシクロクロス・ワールドカップは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染再拡大の影響で中止になったが、ボームのスーパープレステージは有観客で行われた。

今大会は、ロードレースとシクロクロスの両方を走る、ヴァンアールトと英国のトーマス・ピドコック(イネオス・グレナディアズ)の2選手が、今季のシクロクロス初戦に選び、注目されていた。

スタートして直ぐ先頭グループに入ったヴァンアールトは、2周目の上り坂で早くも仕掛けて先行したが、好調のアールツがそれを見逃さなかった。しかし、アールツはバイクを担いて越えなければならない丘で遅れた後、下りの右カープで転倒し、後続の選手たちにも追い抜かれてしまった。

独走になったヴァンアールトは、タイム差をどんどん広げていき、5周目の終わりには、2番手のファンデルハールに1分59秒差を付け、ライバルたちに実力の差を見せつけた。彼は、残り2周の下り坂で転倒するミスをしたが、戦況に影響はなく、そのまま大差を守ってシーズン初戦を白星で飾った。同じく今大会が最初のレースだった英国チャンピオンのピドコックは、7位でレースを終えている。
 

2021-2022スーパープレステージ第5戦ボーム

■ボームの表彰台。左から2位のアールツ、優勝したヴァンアールト、3位のファンデルハール(©Bettiniphoto)

 

2021-2022テレネット・スーパープレステージ 第5戦 結果
[12月4日/ボーム(ベルギー)/7周]
1. VAN AERT Wout (JUMBO – VISMA / BEL) 56:29
2. AERTS Toon (BALOISE TREK LIONS / BEL) +1:40
3. VAN DER HAAR Lars (BALOISE TREK LIONS / NED) +1:48
4. ISERBYT Eli (PAUWELS SAUZEN – BINGOAL / BEL) +1:52
5. RONHAAR Pim (BALOISE TREK LIONS / NED) +1:54
6. VANTHOURENHOUT Michael (PAUWELS SAUZEN – BINGOAL / BEL) +2:01
7. PIDCOCK Thomas (INEOS GRENADIERS / GBR) +2:13
8. HENDRIJCK Mees (IKO – CRELAN ?NED) +2:16
9. AERTS Thijs (BALOISE TREK LIONS / BEL) +2:22
10. VAN KESSEL Corne (TORMANS CYCLO CROSS TEAM / NED) +2:27

 

2021-2022スーパープレステージ第5戦ボーム

翌日のシクロクロスW杯は新型コロナ感染再拡大の影響で中止になったが、ボームのスーパープレステージは有観客で行われた(©Bettiniphoto)

 

スーパープレステージ公式サイト