2021UCIロード世界選開幕! 男子エリート個人TTはイタリアのガンナが連覇

2021年UCIロード世界選手権大会が、9月19日にベルギー北部フランダース地方で開幕した。初日は男子エリートの個人タイムトライアルが競われ、イタリアのフィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアズ)が連覇を果たした。
 

2021UCIロード世界選

イタリアのガンナが世界選個人タイムトライアルを連覇した(©Bettiniphoto)

2位はウァウト・ヴァンアールト(ユンボ・ヴィスマ)、3位はレムコ・エヴェネプール(ドゥクーニンク・クイックステップ)で、地元ベルギー勢が表彰台の両脇に立った。

コースは北海沿岸のクノック・ヘイストから西フランダース州の州都ブルージュまでの平坦な43.3kmだった。昨年イモラ世界選(イタリア)でも2位になったヴァンアールトは、33.3km地点の第2計測ポイントまではトップタイムで走り続けていた。しかし、最終走者のガンナは後半に追い上げ、ヴァンアールトに5秒差を付けてフィニッシュラインを通過した。

この日、フランダース世界選の個人タイムトライアルと混合リレーを最後に、現役を引退すると発表したドイツのトニー・マルティン(ユンボ・ヴィスマ)は、ガンナに1分17秒差の6位でレースを終えた。現在36歳のマルティンは、この種目で2011年、2012年、2013年、2016年に優勝していた。

■連覇を果たしたガンナのコメント
「高地での短いキャンプの後、一週間でコンディションはとても改善された。ヨーロッパ選手権を走ったが、自分の脚がとても良いとは感じず、良い調子で世界選に臨めるか分からなかった。でも、今日起きた時、脚が良い感じがしていた。このジャージを守る事はボクにとって非常に重要だった。もう一年間、これをまた誇りにしたいね」
 

2021UCIロード世界選

フランダース世界選、男子エリート個人タイムトライアルの表彰台。左から2位のヴァンアールト、優勝したガンナ、3位のエヴェネプール(©Bettiniphoto)

■男子エリート 個人タイムトライアル 結果
[9月19日/クノック・ヘイスト~ブルージュ/43.3km]
1. GANNA Filippo (ITA) 47:47.83 (Ave: 54.355 km/h)
2. van AERT Wout (BEL) +5.37
3. EVENEPOEL Remco (BEL) +43.34
4. ASGREEN Kasper (DEN) +45.64
5. KUENG Stefan (SUI) +1:06.20
6. MARTIN Tony (GER) +1:17.27
7. BISSEGGER Stefan (SUI) +1:25.44
8. HAYTER Ethan (GBR) +1:26.21
9. AFFINI Edoardo (ITA) +1:48.70
10. POGACAR Tadej (SLO) +1:52.54

フランダース世界選 公式サイト

UCI公式サイト

 

[フランダース世界選 日程]
9月19日(日) 個人タイムトライアル・男子エリート(クノック・ヘイスト〜ブルージュ/43.3km)
9月20日(月) 個人タイムトライアル・男子アンダー23(クノック・ヘイスト~ブルージュ/30.3km)
9月20日(月) 個人タイムトライアル・女子エリート(クノック・ヘイスト~ブルージュ/30.3km)
9月21日(火) 個人タイムトライアル・女子ジュニア(クノック・ヘイスト~ブルージュ/19.3km)
9月21日(火) 個人タイムトライアル・男子ジュニア(クノック・ヘイスト~ブルージュ/22.3km)

9月22日(水) チームタイムトライアル・混合リレー(クノック・ヘイスト~ブルージュ~ブルージュ/44.5km)

9月24日(金) ロードレース・男子ジュニア(ルーヴァン・サーキット/121.8km)
9月24日(金) ロードレース・男子アンダー23(アントワープ〜ルーヴァン/160.9km)
9月25日(土) ロードレース・女子ジュニア(ルーヴァン・サーキット/75km)
9月25日(土) ロードレース・女子エリート(アントワープ~ルーヴァン/157.7km)
9月26日(日) ロードレース・男子エリート(アントワープ~ルーヴァン/268.3km)

 

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