2021年7月27日、静岡県伊豆市の伊豆MTBコースにて行われた東京2020オリンピック女子クロスカントリーで、序盤から独走したヨランダ・ネフ（スイス）が金メダルを獲得。銀メダルと銅メダルもスイス選手が獲得し、スイスチームがメダルを独占した。日本人参加の今井美穂は−3周でレースを終了、37位となった。

終始独走で見事に金メダルを獲得したヨランダ・ネフ – photo Luca Bettini/BettiniPhotoｩ2021

台風が迫るとして、荒れる天候が予想された女子クロスカントリー女子レース。午前中にこそ雨は降ったものの午後には曇りとなり、気温は上がらずコースは乾いた好コンディションとなった。

午後3時のスタート後、その混乱から抜け出したネフとポリーヌ・フェラン・プレヴォ（フランス）の2人が先頭を争ったが、1周目にてプレヴォが転倒。その気に乗じたネフが先頭に立ち、そのまま周回を重ねるごとに後続との差を広げながら独走。中盤には2分の差をつけた。

表彰台はスイス勢が独占した。左から銀メダルシーナ・フレイ、金メダルヨランダ・ネフ、銅メダルリンダ・インデルガンド – photo Luca Bettini/BettiniPhotoｩ2021

続く2位を争ったのは、同じくシーナ・フレイ（スイス）とリンダ・インデルガンド（スイス）のスイス2選手。同国チームではあるが、銀メダルを争う形となった。結局ネフがそのまま独走から勝利のフィニッシュで金メダル。フレイが銀、インデルガンドが銅を獲得するという、スイスが表彰台とメダルを独占する形となった。

今井は当日の試走中に転倒し胸部を傷め、本戦ではパンクと転倒に見舞われ残り3周にてレースを終了することに。37位という結果となった。

日本代表の今井美穂

【リザルト】

1位 ヨランダ・ネフ（スイス）　1:15:46
2位 シーナ・フレイ（スイス）+1:11
3位 リンダ・インデルガンド（スイス）+1:19

37位  今井美穂（今井美穂）-3lap

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