中井飛馬が初優勝! 2021 BMXスーパークロスワールドカップ第3戦

BMXレーシング種目ワールドカップシリーズの第3戦が2021年5月29日(土)、コロンビア・ ボゴタにて開催され、男子U23カテゴリーにて中井飛馬が初優勝を果たした。

2021 BMXスーパークロスワールドカップ第3戦

2021 BMXスーパークロスワールドカップ第3戦 U23カテゴリー表彰台

 

今月初旬、イタリアにて開幕したBMXレーシング種目ワールドカップシリーズ。ボゴタの会場では初のワールドカップ開催であり、エリートカテゴリーにおいては東京オリンピック出場枠をかけた最終大会に位置づけられた。
※ 日本は開催国枠が付与されるため、今大会エリートカテゴリーへは不参加

日本からは2019年全日本チャンピオンの中井飛馬(日本体育大学)、2019年全日本ジュニアチャンピオンの増田優一(大阪体育大学)の2人がUnder23(以下 U23)カテゴリーへ参戦。

これまで約20年間にわたりジュニアカテゴリー(17-18歳)と、エリートカテゴリー (19歳以上)の混合クラスで実施されてきたが、 今シーズンより新たに17-22歳までのU23カテゴリーが追加となった。

男子U23は、計11カ国、41人にて争われ、中井は準決勝を1位、全体のトップタイムにて通過。 増田も8位で通過し、日本人2人が決勝へ進出した。

決勝では中井がスタートから先頭にたち、後続の追走から逃げ切り優勝。増田は第1コーナーまで4位に位置づけるも、コース中盤にて順位を落とし7位でレースを終えた。

ワールドカップシリーズにおいては、日本チームとして初の優勝獲得となったが、新設されたU23カテゴリーを強化の新たなマイルストーンへと位置づけ、エリートカテゴリーへのスムーズな移行を狙う。そして、今シーズン第1戦女子エリートカテゴリーにて3位へ入賞した畠山紗英(日本体育大学)へ続く、ワールドカップの舞台に通用する選手の育成に尽力していく方針。

2021 BMXスーパークロスワールドカップ第3戦

2021 BMXスーパークロスワールドカップ第3戦 U23カテゴリーで中井飛馬が初優勝を果たした

2021 BMXスーパークロスワールドカップ第3戦

中井飛馬(日本体育大学)

優勝した中井飛馬のコメント:
今回は勝ちに行くと決め挑んだ大会だっただけに、常にプレッシャーと高い緊張感を持ったレースでしたが、最後の決勝でも自分のパフォーマンスを出し切ることができ満足しています。また、ワールドカップというステージで表彰台に立てたことは、次のエリートカテゴリーへの大事なステップと捉えています。

第4戦でも同じパフォーマンスを発揮し、この勝ち上がる感覚を積み重ねられるよう準備していきます。競技連盟、スポンサー、家族をはじめ、今大会への派遣を実現してくださった全ての皆さま、ありがとうございました。引き続き、応援よろしくお願いいたします。

 

 

2021 BMXスーパークロスワールドカップ第3戦

2021 BMXスーパークロスワールドカップ第3戦 U23
カテゴリー7位の増田優一(大阪体育大学)

7位・増田優一のコメント:
ワールドカップシリーズへは2年ぶりの参加でしたが、新クラス設立検討段階から視野に入れていたU23 へ挑戦しました。これまで課題としていた決勝まで勝ち進むプロセスを、今大会では体感でき大きな収穫があった1日でした。明日の第4戦では、中井選手と共に表彰台に立てることを目標として走ります。応援ありがとうございました。

 

大会名:2021 UCI BMX スーパークロスワールドカップ第3戦、第4戦
大会日程:第3戦 2021年5月29日(土)、第4戦 2021年5月30日(日)
大会会場:コロンビア・ボゴタ Pista de BMX Bicicross

<大会結果 男子Under23>
優勝:中井飛馬 (日本体育大学)
2 位:Castro Cevallos Cristhian Felicicimo(エクアドル)
3 位:Castro Nino Daniel Santiago(コロンビア)

7 位:増田優一(大阪体育大学)

大会 リザルト