2021年ツアー・オブ・ジャパン 前日記者会見コメント

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ツアー・オブ・ジャパン
 
5月28日からスタートする2021年ツアー・オブ・ジャパン。昨年は無念の開催中止という判断が下されたが、今年は8ステージから3ステージの短縮という形ながら開催される。
 
なお、緊急事態宣言下ということもあり観戦自粛が呼び掛けられ、オンラインでのライブ中継が予定されている。
 
1ステージ 5月28日 富士山
距離78.8㎞、獲得標高2602m
 
第2ステージ 5月29日 相模原
距離108.5㎞、獲得標高1728m
 
最終ステージ 5月30日 東京
距離112㎞、獲得標高50m
 
昨年からのコロナ禍の状況は変わらず、海外チームが招聘できないことから、例年であればアジアツアー1クラスだったところをアジアツアー2クラスとして行われる。
 
前日の記者会見に集められた4選手のコメントを紹介していこう。
 

増田成幸(宇都宮ブリッツェン)

Q:久々のTOJに対してどんな思いがありますか?
久しぶりにこの場所に戻ってきたなと思います。大会は縮小されますが、2年ぶりのTOJを楽しみたいと思います。
このようなご時世で大きな大会が開催されることは非常にうれしいです。TOJを走り終えて、またお客さんの皆さんに会えることを心待ちにしていますし、今回のTOJでは僕たちはガチンコの勝負を繰り広げるので、オンラインで見てもらえれば嬉しいなと思います。
 
Q:初日のコース、どういう印象がありますか?
富士山に上るところはメインだと思うんですけど、サーキット4周でも周回も上りと下りしかないようなコースなので、必然的に力を持った選手が残ると思いますが、はなから決めつけないで、臨機応変に走っていきたいなと思います。
 
Q:海外チームがいない中での今大会へのモチベーションについて
モチベーションは、レースなので高く持ってきてるんですけど、あんまり緊張することなく、比較的リラックスした状態で臨んでいます。例年だとピリピリしている状態で臨むことが多いんですが、今年はリラックスしていますね。
 

トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)

Q:2018年は個人総合3位で、チームのマルコス・ガルシアが個人総合優勝を飾ったが、久々のTOJはどんな気持ち?
2018年の優勝した時のことはよく覚えています。日本のチームにいる以上、TOJを制するというのはとても大きな意味を持つと思います。じつは、チームメイトの(マルコス・)ガルシアとも昨日メッセージを交わしまして、彼にとっても本当に特別なレースだと話していて、僕自身もそう思っています。
 
Q:富士山ステージはどんな印象がありますか?
富士ステージは非常に重要なステージになると思います。例年と違って最初のステージが富士山ということで、明日のステージで差がつくのではと思っています。上る前に4周の周回コースも入ってくるので、そこで逃げをしかけてくる選手たちもいると思うんですが、チームでコントロールするのは難しいコースだと思います。例年のTOJとは違いますね。僕はクライマーなんですが、富士山でいい結果が出せたことがないんです。勾配がキツすぎるのはあると思います。まずはベストを尽くして結果を出していきたいと思います。
 
Q:海外チームがいない中での今大会へのモチベーションについて
海外チームがいるいないに関係なく、モチベーションは全てのレースにおいて一緒です。小さいレースでも大きいレースでも勝つということは簡単ではないです。ベストを尽くして、もし優勝できればうれしいなと思います。
 

ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)

Q:今回のTOJに向けて?
2019年は個人総合3位になって、とてもいい思い出になっています。今年はここまでいいコンディションできていて、良い結果が出せているので、今回のTOJにつなげたいです。何よりも楽しみたいと思っています。僕自身だけでなく、チームメイト全員が調子がいいので、協力して走っていきたいです。
 
Q:例年は富士山ステージを制する人が勝負を制する形が多いですが、今回の短縮ステージにおいてはどう捉えていますか?
普段は8ステージあるところを3ステージになりましたが、毎年富士山ステージで勝負が決まっていると思います。相模原も伊豆に代わるハードなステージだと思います。明日スタートしてみて、僕自身、チーム全体のコンディションによるかなと思います。
 
Q:海外チームがいない中での今大会へのモチベーションについて
僕もモチベーションは変わらないですね。全てのレースに関して、名前のあるなし、大きい小さいに関わらず、いつも変わらずモチベーションを持っています。今まで、もちろん海外チームが勝ったり、強さを見せつけたりしてきています。今回は海外チームが参加していないですが、日本のチームのチーム力というのがTOJではすごく出せていると感じるので、日本チームだけの開催でも勝つというのは非常に難しいことだと思います。
 

石上優大(日本ナショナルチーム)

Q:TOJは初出場ということでどんな思いがありますか?
僕自身初めてなのでとてもワクワクしています。正直ぜんぜん未知数で、例年だと海外チームがたくさん出場しているかと思いますが、今回は国内チームだけで、レース展開が読めないところがあるなと思っています。
 
Q:ナショナルチームのメンバーは若手が中心ですが。
僕がいたときよりもはるかにみんな強くて、若手の力というか、すごく活気付いていて、型にハマればとてもいいレースができるんじゃないかと思ってます。
 
Q:富士山ステージはどう捉えていますか?
もう我慢比べじゃないですかね。各個人の力が出るコースだと思いますし、どこまで我慢できるかっていう勝負になると思います。
相模原も結構厳しいコースだったので、(初日で)順位が固まっていれば第2ステージも荒れるのではと予想しています。
 
Q:メッセージ
自分たちのやれることを100にできるだけ近づけていけるように頑張っていきたいです。コロナ禍で開催できることに主催者の方々に感謝したいと思います。観戦自粛ということで、オンラインで、画面に釘付けで応援してもらえればと思います。
 
 
 
公式チャンネルでの「ツアー・オブ・ジャパン」ライブストリーミングはこちら
5/28(⾦)富⼠⼭ステージ 10:25 配信開始予定(解説 飯島誠⽒)
 5/29(⼟)相模原ステージ 08:40 配信開始予定(解説 初⼭翔⽒)
 5/30(⽇)東京ステージ  10:50 配信開始予定(解説 今中⼤介⽒)
 
参加チーム、選手  http://toj.co.jp/2021/teams
 
ツアー・オブ・ジャパン公式サイトhttp://www.toj.co.jp