ゾンコラン区間でトラットニック2位、新城86位 ジロ2021 第14ステージ

2021年5月22日(土)、ジロ・デ・イタリア 第14ステージの舞台はモンテ・ゾンコラン。ジロでは度々決戦の地としてコースに入る名物的な峠の一つで、標高1750mを一気に駆け上がる平均勾配11%、最大27%の激坂を越える山岳ステージ。今年は200km越えのステージが設定された。

心配されたほど山頂での天気の崩れはなかったものの、時おり小雨で霧が立ち込め、気温は3度という厳しい状況のフィニッシュ地点であった。

バーレーン・ヴィクトリアスは、逃げに乗ったヤン・トラットニック(スロベニア)にレースを託す。トラットニックはチームの期待に応える走りで、区間2位でフィニッシュ。ダミアーノ・カルーゾ(イタリア)も総合3位をキープし、新城幸也は86位で無事にレースを終えている。

新城幸也 ジロ・デ・イタリア2021

雪の残るゾンコランを行く新城 photo:Miwa IIJIMA

新城幸也 ジロ・デ・イタリア2021

無事にフィニッシュし下山に備える新城 photo:Miwa IIJIMA

 

新城幸也のコメント:
「ヤン(トラットニック)のステージ優勝にもう一歩だった。序盤のアタック合戦で抜け出した11人が強力で、アスタナはステージ優勝を狙っていたんだろうけど、逆にタイムを失ってしまったよね。

ダミアーノ(カルーゾ)は相変わらず強くて頼もしい限り。ヤンが逃げに加わったことで、自分1人でダミアーノの位置取りをしなくてはならなくて、ゾンコランの上り口までは行きたかったのだが、2級の頂上は越えられたのだが、下りの中切れにあってしまい、ゴールまで40kmを残して集団から遅れてしまった。最低限の事はできたのだが、もう一仕事したかった。それは明日のためにセーブしろという事だと思って、今日のステージは走りきった。

明日も簡単に見えて、簡単ではないステージ。上ってみないとわからないが、勾配もきついし、集団になるとサバイバルな展開になると思う。また、逃げになる可能性もゼロではないよね」

 

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