ブエルタ・ア・エスパーニャ2019第2ステージはキンタナが逃げ切り区間優勝/ロッシュが総合首位

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ブエルタ・ア・エスパーニャ2019第2ステージはキンタナが逃げ切り区間優勝/ロッシュが総合首位

(photo : ©PHOTOGOMEZSPORT2019)

スペインで開催中の第74回ブエルタ・ア・エスパーニャ(UCIワールドツアー)は、8月25日にベニドルムからカルペまでの199.6kmで第2ステージを競い、コロンビアのナイロ・キンタナ(モビスターチーム)が独走で逃げ切って区間優勝した。

区間2位は5秒遅れでアイルランドのニコラ・ロッシュ(チームサンウェブ)、3位はスロベニアのプリモシュ・ログリッチェ(チームユンボ・ビスマ)だった。

総合リーダージャージのラ・ロハを着たミゲルアンヘル・ロペス(アスタナプロチーム)は37秒遅れの集団でゴール。区間2位のロッシュが総合首位に立ち、真紅のラ・ロハを獲得した。

ブエルタ・ア・エスパーニャ2019第2ステージはキンタナが逃げ切り区間優勝/ロッシュが総合首位

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キンタナが平坦ゴールでアタック!

ブエルタ・ア・エスパーニャ2019第2ステージはキンタナが逃げ切り区間優勝/ロッシュが総合首位

第2ステージのコースプロフィール(MAP : UNIPUBLIC)

第2ステージは176選手が出走。ベニドルムのスタート前には、8月5日にツール・ド・ポローニュ(UCIワールドツアー)で事故死したベルギーのビヨルフ・ランブレヒト(ロット・スーダル)に黙祷が捧げられた。

15km地点でサンデル・アルメ(ロット・スーダル)とアンヘル・マドラソ(ブルゴス・BH)が集団からアタックして逃げ出した。37.1kmに設定されていた今年最初のカテゴリーがついた峠はマドラソが先頭で通過し、アスタナがコントロールする集団は6分半遅れていた。

50km地点で追走を続けていたヨナタン・ラストラ(カハルラル・セグロスRGA)とウイリー・スミット(チームカチューシャアルペシン)が合流し、先頭は4人になった。54.2kmの2つ目の山岳ポイントもマドラソが先頭で通過し、白地に青い水玉をちりばめた山岳賞総合リーダージャージ獲得が確定した。

66km地点で逃げのタイム差は7分になり、集団の先頭ではボーラ・ハンスグローエがアスタナと共に仕事を開始。ゴールまで残り73kmでタイム差は4分になった。ゴールまで残り43.6kmで、カルペのフィニッシュラインを通過してローカルラップに入った時、タイム差は1分25秒にまで縮まっていた。

先頭ではアルメがアタックして単独で抵抗を続けたが、ゴールまで31kmで吸収され、この日の逃げは全員捕まった。レースが振り出しに戻った所で最後のアルト・デ・プイグ・リョレンサ(カテゴリー2)の上り坂がスタートし、クライマーや総合を争う選手たちが先頭で動き始めた。しかし、前日のチームタイムトライアルで落車したスティーフェン・クラウスウェイク(チームユンボ・ビスマ)はメイン集団から遅れてしまった。

ブエルタ・ア・エスパーニャ2019第2ステージはキンタナが逃げ切り区間優勝/ロッシュが総合首位

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アルト・デ・プイグ・リョレンサ山頂は、世界チャンピオンのアレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム)が先頭で通過。先頭グループは20人ほどに絞られていた。そこから下りで6選手がアタック。メンバーはロッシュ、リゴベルト・ウラン(EFエデュケーションファースト)、キンタナ、ミケル・ニエベ(ミッチェルトン・スコット)、ファビオ・アール(UAEチーム・エミレーツ)だった。この中で総合成績が最も上位だったのは、前日のチームタイムトライアルで5秒遅れの区間3位だったチームサンウェブのロッシュだった。

6人は快調に逃げ続け、ゴールまで6.5kmでラ・ロハを着たロペスが居た13人の追走集団に30秒差を付けていた。ゴールまでは平坦だったにもかかわらず、残り3kmで先頭の逃げからキンタナがアタック。追走する選手はなく、キンタナは後続に5秒差を付けて逃げ切った。

キンタナは区間1位で10秒のボーナスタイムを獲得したが、5秒遅れで区間2位のロッシュも6秒のボーナスタイムを獲得した。前日までの時点でロッシュはキンタナよりも11秒上回っていた為、ロッシュはキンタナにたった2秒差で総合首位に立つことができた。キンタナはラ・ロハを逃したが、緑のポイント賞ジャージを獲得している。

■ブエルタで2度目の区間優勝を果たしたキンタナのコメント
「特別だ。こういう区間で勝ったことはないと思うが、何事も最初があるものだ。素晴らしく、特別だった。チームとボクには、こういうのが必要だった。今日我々は素晴らしく働き、それが結果をもたらした。

計画はなかった。我々はプイグ・リョレンサを非常に高速で上り、集団は我々が思っていたよりも小さくなった。バルベルデとボクはそれを仕上げるために非常によく役割をシェアした。分断があり、我々6人は協力してタイム差を広げるモチベーションが高かった。ボクはこの緊張したシチュエーションを最大限に利用することができた。

人々はボクをコンドルと呼び、ボクは高く飛び続けたいし、ボクを応援し、愛してくれる人々に幸せを与え続けたい。ナイロはまだ非常にアクティブだと彼らに知らせるのさ」

■総合首位に立ったロッシュのコメント
「6年ぶりでまた赤いリーダージャージを獲得することを期待していたか? 答えはイエスでありノーだ。グランツールを走るとき、それが起きるかもしれないということが頭をよぎるものだ。今日それを獲得するとは期待していなかったが、昨夜我々は総合成績で僅差で、友達からは全てが可能だよ、というテキストメッセージを受け取っていた。

この後の数日中に、ボーナススプリントとか、そういった類でそれが起こるだろうとは思っていた。今日のような形で獲得できるとは思っていなかったが、より嬉しいよ。そう言われたときには、言葉が出なかった。前回は赤いリーダージャージを1日しか守れず、頂上ゴールでダニエル・モレノに1秒差で取られてしまった。今回は1日以上守りたいから、キンタナに注意するよ。彼がボーナスタイムを取りに行くか注目しよう」

ブエルタ・ア・エスパーニャ2019第2ステージはキンタナが逃げ切り区間優勝/ロッシュが総合首位

(photo : ©PHOTOGOMEZSPORT2019)

■第2ステージ結果[8月25日/ベニドルム~カルペ/199.6km]
1. NAIRO QUINTANA (MOVISTAR TEAM / COL)  5H 11′ 17”
2. NICOLAS ROCHE (TEAM SUNWEB / IRL) + 05’’
3. PRIMOŽ ROGLIC (TEAM JUMBO – VISMA / SLO) + 05’’
4. RIGOBERTO URAN (EF EDUCATION FIRST / COL) + 05’’
5. FABIO ARU (UAE TEAM EMIRATES / ITA) + 05’’
6. MIKEL NIEVE ITURRALDE (MITCHELTON – SCOTT / ESP) + 07’’
7. SERGIO ANDRES HIGUITA GARCIA (EF EDUCATION FIRST / COL) + 37’’
8. TADEJ POGACAR (UAE TEAM EMIRATES / SLO) + 37’’
9. ALEXANDER ARANBURU DEBA (CAJA RURAL – SEGUROS / ESP) + 37’’
10. ALEJANDRO VALVERDE (MOVISTAR TEAM / ESP) + 37’’

13. JHOAN ESTEBAN CHAVES RUBIO (MITCHELTON – SCOTT / COL) + 37’’
15. MIGUEL ANGEL LOPEZ MORENO (ASTANA PRO TEAM / COL) + 37’’
54. STEVEN KRUIJSWIJK (TEAM JUMBO – VISMA / NED) +01′ 43’’
68. JAKOB FUGLSANG (ASTANA PRO TEAM / DEN) +01′ 43’’
102. YUKIYA ARASHIRO (BAHRAIN – MERIDA / JPN) +09’ 51’’

■第2ステージまでの総合成績(ラ・ロハ)
1. NICOLAS ROCHE (TEAM SUNWEB / IRL)  5H 26′ 12”
2. NAIRO QUINTANA (MOVISTAR TEAM / COL) +02”
3. RIGOBERTO URAN (EF EDUCATION FIRST / COL) +08’’
4. MIKEL NIEVE ITURRALDE (MITCHELTON – SCOTT / ESP) +22”
5. MIGUEL ANGEL LOPEZ MORENO (ASTANA PRO TEAM / COL) + 33’’
6. PRIMOŽ ROGLIC (TEAM JUMBO – VISMA / SLO) + 36’’
7. WILCO KELDERMAN (TEAM SUNWEB / NED) + 38’’
8. SERGIO ANDRES HIGUITA GARCIA (EF EDUCATION FIRST / COL) + 40’’
9. DAVIDE FORMOLO (BORA – HANSGROHE / ITA) + 46’’
10. RAFAL MAJKA (BORA – HANSGROHE / POL) + 46’’

12. ALEJANDRO VALVERDE (MOVISTAR TEAM / ESP) + 49’’
13. JHOAN ESTEBAN CHAVES RUBIO (MITCHELTON – SCOTT / COL) + 51’’
14. FABIO ARU (UAE TEAM EMIRATES / ITA) +01′ 08’’
21. JAKOB FUGLSANG (ASTANA PRO TEAM / DEN) +01′ 39’’
51. STEVEN KRUIJSWIJK (TEAM JUMBO – VISMA / NED) +02’ 19’’
127. YUKIYA ARASHIRO (BAHRAIN – MERIDA / JPN) +11’ 17’’

[各賞]
■ポイント賞 : NAIRO QUINTANA (MOVISTAR TEAM / COL) 
■山岳賞 : ANGEL MADRAZO RUIZ (BURGOS BH / ESP)
■新人賞 : MIGUEL ANGEL LOPEZ MORENO (ASTANA PRO TEAM / COL) 
■チーム成績 : TEAM SUNWEB
■敢闘賞 : ANGEL MADRAZO RUIZ (BURGOS BH / ESP)

ブエルタ公式サイト

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(photo : ©PHOTOGOMEZSPORT2019)

第2ステージのハイライト映像

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