過酷な山岳ステージでカルーゾ6位、新城60位 ジロ2021 第9ステージ

2021年5月16日(日)のジロ・デ・イタリア 第9ステージは、スタートして36kmで2級山岳、終盤には3級、2級山岳が連続し、フィニッシュの1級山岳の山頂は約1.5kmの未舗装路区間という過酷な158kmの山岳ステージ。

晴天のスタートなったが、フィニッシュの1級山岳は過酷さに追い打ちをかけるかのような冷たい雨となり選手たちを苦しめた。また、途中の下りでバーレーン・ヴィクトリアスのマテイ・モホリッチ(スロベニア)が激しくクラッシュ。頭部を強く打ち脳震盪の症状がみられたため、その場でリタイアとなってしまった。意識はあり、骨折などの大きな外傷はないが、現在は経過観察となっている。

そんななか、チームはダミアーノ・カルーゾ(イタリア)が6位でフィニッシュ、新城幸也はこの過酷な山岳ステージをトップから5分14秒遅れの60位で終えた。

新城幸也 ジロ・デ・イタリア2021

未舗装路区間を走る新城 photo:Miwa IIJIMA

新城幸也 ジロ・デ・イタリア2021

第9ステージの朝、7人で立つ最後のスタートポディウムになってしまった photo:Miwa IIJIMA

 

新城幸也のコメント:
「今日もたくさんの事が起こった。マテイ(モホリッチ)が落車して、頭を打ったので病院に運ばれた。幸いにも意識もあり、骨折はない。ホテルに帰って来て、夕食も一緒に食べた。経過を見るために数日はチームと過ごす事になる。

レースはジーノ(メーダー)、ペリョ(ビルバオ)を中心に逃げにトライしたが、結果には結び付かなかった。が、ジーノは常に先頭でアタックを繰り返し、力があるのは誰もが思っただろう。ただ、今日はチャンスが無かった。

(メーダーの)山岳ジャージは失ったけど、いつでも取り返せるポイント差だし、2週目、3週目にはたくさんの山岳が待っている。チームは不運で6人になってしまったけど、ダミアーノ(カルーゾ)はまだまだ総合上位に着けているし、これからも皆で良いジロにして行きたい。」

 

 

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