新城幸也は総合81位で完走 イツリア・バスク・カントリー2021

第60回イツリア・バスク・カントリー(UCIワールドツアー)最終日の第6ステージは、スタートしてすぐに3級山岳が2連続した後に1級山岳、2級山岳と続き、さらに中盤から1級、3級と連続し1級山岳の山頂フィニッシュとなる計7つの山岳が設定されたクイーンステージ。総合の逆転を狙うチームがペースアップしながら急こう配の激坂を進むという激しいレースに、集団はあっという間に小さくなっていく。

バーレーン・ヴィクトリアスは、ペリョ・ビルバオとミケル・ランダ2人のエースに加え、2人の山岳に強い若手選手を先頭集団に送り込んで積極的なレースを展開し、ビルバオがステージ7位、ランダが9位で最終日を終えた。総合成績ではビルバオが6位、ランダが8位と2人のエースが総合トップ10に入るという好成績でレースを終えることができた。

新城幸也はステージ94位、総合81位で無事にレースを終えている。

新城幸也 イツリア・バスク・カントリー 2021

スタート前にカメラに笑顔を見せる新城 photo:Luis Gomez/Cor Vos

新城幸也 イツリア・バスク・カントリー 2021

レースの舞台となったスペイン・バスク地方を進む集団 photo:Luis Gomez/Cor Vos

 

新城幸也のコメント:
「予想どおりに3時間半の集団タイムトライアルのようなステージだった。上りは道幅も狭くて急勾配で、下りも全開だった。自分は最初の上り口でランダと良い位置で入ってお役目終了となった。2つ目の山岳で集団に着いて行けずに復帰集団のために長い間過ごしたが、1級の上り口で追い付いて、そのまままた遅れてしまった……、しかし1級の勾配は凄まじかった。

チームは、マルク(パドゥン/ウクライナ)が逃げに入り、ランダがアタックしたりと良いレースだったと思う。改めてバスクは厳しく激しいレースで、気を緩める事がないレースだと思った。1週間体もよく動いたし、うまくチームが連携して走れたと思う。しっかりとリカバリーして次のレースに備えたいと思う」

 

イツリア・バスク・カントリー公式サイト
Tour of the Basque Country (itzulia.eus)

チクリッシモ no.64 ワールド&プロチームガイド/選手名鑑号 3/4発売