新城は両エースと同集団でフィニッシュ イツリア2021 第5ステージ

  • text Miwa IIJIMA
  • photo Luis Gomez/Cor Vos、Luis Gomez/PhotoBettini

スペイン・バスク地方で開催中の第60回イツリア・バスク・カントリー(UCIワールドツアー)第5ステージは、大きな山岳は設定されていないものの、コースプロフィールには表れない細かなアップダウンが続いて消耗戦となり、中盤から3級山岳の3連続でさらに集団がふるいにかけられていった。

そんな状況のなか、チームバーレーン・ヴィクトリアスは、新城幸也を中心にしっかりと総合上位のペリョ・ビルバオとミケル・ランダを守りながらレースを進める。

ビルバオ、ランダの両エースは総合順位を落とすことなく、先頭から28秒遅れのメイン集団でフィニッシュ。アシストに徹していた新城も、両エースと同集団で第5ステージを終えている。

新城幸也 イツリア・バスク・カントリー 2021

エースのランダのアシストに徹する新城 photo:Luis Gomez/Cor Vos

新城幸也 イツリア・バスク・カントリー 2021

チームワークでランダ、ビルバオをサポートするバーレーン・ヴィクトリアス photo:Luis Gomez/PhotoBettini

新城幸也のコメント:
「第5ステージもハードな1日だった。今日は逃げたメンバーが強かったし、バスクはコースプロフィールは関係なく、アップダウンの繰り返しで脚が削られていく。ただ、チームに総合を争うリーダーいるとモチベーションも高く頑張れる。ミケルとペリョ、2人ともバスク出身なので気合いも入っているし、タイム差を失うことなく1日を無事に過ごせて良かった。

明日は最終日。良い結果になるようサポートしたい。」

 

4月10日(土)の第6ステージ、最終日はスタートしてすぐに3級山岳が2連続した後に1級山岳、2級山岳と続き、さらに中盤から1級、3級と連続し、最後は1級山岳を駆け上がっての山頂フィニッシュとなる111.9km。総合逆転を狙うチームの山岳バトルに注目のクイーンステージとなる。

イツリア・バスク・カントリー公式サイト
Tour of the Basque Country (itzulia.eus)

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