パリ〜ルーベ2021は新型コロナの影響で10月3日に延期決定

4月11日に開催される予定だったフランスの第118回パリ~ルーベは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、10月3日に延期する事が決定した。

パリ〜ルーベ

(©Bettiniphoto)

フランスでは新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染者が再度増加傾向にあり、3月31日には1日で6万人近い新規感染者が出ていて、夜間外出禁止に加え、日中の外出制限も続いている。パリ~ルーベが開催される北部は早くから感染状況が悪化しており、北部オー・ド・フランス地方の地方自治体は主催者にレースの延期を求めていた。

パリ〜ルーベは昨春、新型コロナのパンデミック(世界的な流行)でロードレースのシーズンが中断した後、改訂版カレンダーで10月25日に日程変更したが、新型コロナの再流行で結局中止を余儀なくされた。同レースが2度の世界大戦以外で中止になったのは史上初めてだった。

今回の延期で今年のパリ~ルーベは、ベルギー北部で開催されるロード世界選手権の翌週になり、イタリアのイル・ロンバルディア(UCIワールドツアー)の前の週に開催される事になった。イタリアではコッパ・ベルノッキ(UCIプロシリーズ)、フランスではツール・ド・ヴァンデー(ヨーロッパツアー1.1)と日程が重なる。

昨年初開催される予定で、今年に延期になっていた女子のパリ~ルーベは、男子のレースが行われる前日の10月2日に日程が変更されている。

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