カテゴリー1頂上ゴールのパリ~ニース2021 第4ステージはログリッチが独走で優勝して総合首位

  • photo A.S.O./Fabien Boukla

フランスで開催中の第79回パリ~ニース(UCIワールドツアー)は、3月10日にシャロン・シュル・ソーヌからカテゴリー1のシルーブル頂上までの187.5kmで第4ステージを競い、スロベニアチャンピオンのプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)が独走で優勝し、総合首位に立った。

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カテゴリー1頂上ゴールはログリッチが独走で制した

 
追走グループは12秒遅れでゴールし、区間2位にはディフェンディングチャンピオンのマクシミリアン・シャッハマン(ボーラ・ハンスグローエ/ドイツ)が入った。彼は総合成績で35秒遅れの総合2位になっている。
 
第4ステージはゴールまで残り22kmのモン・ブルイイー(カテゴリー2)の坂で、逃げグループからジュリアン・ベルナール(トレック・セガフレード)がアタックし、単独でゴールを目指した。
 
モン・ブルイイー山の下り坂では、ヘアピンカーブで英国のテイオ・ゲイガンハート(イネオス・グレナディアズ)とフランスのダヴィド・ゴデュ(グルパマ・FDJ)が落車する事故が発生。2人ともレースに復帰し、ゴデュは集団に戻ったが、ゲイガンハートは戻ることができず、結局棄権した。
 
集団からは残り15kmでレミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップ)がアタックし、合流したスペインチャンピオンのルイスレオン・サンチェス(アスタナ・プルミエテック)と一緒にベルナールを追走したが、最後のカテゴリー1の上り坂が始まった時に、機材故障で止まらざるを得なくなってしまった。
 
サンチェスはゴールまで残り6kmを切った所で先頭のベルナールに追いつき、2km先で単独になったが、間もなく加速した集団に吸収されてしまった。最後は残り3kmでアタックしたログリッチに誰もついて行けず、彼はそのまま独走でフィニッシュラインを通過した。
 
■頂上ゴールを制して総合首位に立ったログリッチのコメント
「この成績には確かに満足している。昨日も良かった。我々がよく働いていることを、自分自身で証明した。今日はチームとして2勝してとても嬉しいよ。ハードな一日だったが、間違いなくボクのためのステージだった。それを仕上げる脚があって良かった。ニースまでは長い道程だが、我々はそれに値する。強いチームだし、今後のステージを楽観的に見ているよ。ニースでの結果がどうなるか見てみよう」
 
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頂上ゴールを制したログリッチがマイヨ・ジョーヌも獲得した

 
■第4ステージ結果
[3月10日/シャロン・シュル・ソーヌ〜シルーブル/187.5km]
1. PRIMOŽ ROGLIC (JUMBO – VISMA / SLO) 04H 49′ 36”
2. MAXIMILIAN SCHACHMANN (BORA – HANSGROHE / GER) + 12”
3. GUILLAUME MARTIN (COFIDIS / FRA) + 12”
4. TIESJ BENOOT (TEAM DSM / BEL) + 12”
5. ALEKSANDR VLASOV (ASTANA – PREMIER TECH / RUS) + 12”
6. LUCAS HAMILTON (TEAM BIKEEXCHANGE / AUS) + 12”
7. DAVID GAUDU (GROUPAMA – FDJ / FRA) + 16”
8. QUENTIN PACHER (B&B HOTELS P/B KTM / FRA) + 16”
9. PIERRE LATOUR (TOTAL DIRECT ENERGIE / FRA) + 16”
10. ION IZAGUIRRE INSAUSTI (ASTANA – PREMIER TECH / ESP) + 16”
69. STEFAN BISSEGGER (EF EDUCATION – NIPPO / SUI) + 07′ 56”
72. YUKIYA ARASHIRO (BAHRAIN VICTORIOUS / JPN) + 09′ 28”
 
■第4ステージまでの総合成績
1. PRIMOŽ ROGLIC (JUMBO – VISMA / SLO) 13H 26’ 40’’
2. MAXIMILIAN SCHACHMANN (BORA – HANSGROHE / GER) + 35’’
3. BRANDON MCNULTY (UAE TEAM EMIRATES / USA) + 37’
4. ALEKSANDR VLASOV (ASTANA – PREMIER TECH / RUS) + 41’’
5. ION IZAGUIRRE INSAUSTI (ASTANA – PREMIER TECH / ESP) + 43’’
6. MATTEO JORGENSON (MOVISTAR TEAM /USA) + 58’’
7. TIESJ BENOOT (TEAM DSM / BEL) + 01’ 05”
8. LUCAS HAMILTON (TEAM BIKEEXCHANGE / AUS) + 01’ 09’’
9. LUIS LEON SANCHEZ (ASTANA – PREMIER TECH / ESP) + 01’ 11’’
10. PIERRE LATOUR (TOTAL DIRECT ENERGIE / FRA) + 01’ 12’’
73. YUKIYA ARASHIRO (BAHRAIN VICTORIOUS / JPN) + 11’ 09’’
 

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