ジロ・デ・イタリア2021は北西部ピエモンテ州のトリノで開幕
RCSスポルトは2月4日に、イタリア統一160周年を記念して北西部のピエモンテ州が今年のジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)のグランデ・パルテンツァ(開幕地)になり、初日の5月8日(土)は州都トリノで個人タイムトライアルが競われると発表した。
トリノとピエモンテ州は、イタリア統一150周年の2011年にもジロ・デ・イタリアの開幕地になっていて、イタリア陸軍山岳部隊(アルピニ)の全国集会が併催された事もあり、初日のチームタイムトライアルは100万人が観戦した。
10年前は郊外のヴェナリア・レアーレがスタート地だったが、今年はトリノの街中に設定された9kmのコースで個人タイムトライアルが行われる予定だ。スタートはカステッロ広場で、ポー川沿いを南下してヴァレンティーノ公園を通過し、対岸に渡って再び川沿いを北上してグラン・マードレ教会でゴールする。
2日目はヴェナリア・レアーレがあるストゥピニジ(ニケリーノ)からノバーラまでの173kmでスプリンターステージ、3日目はビエッラからカナーレまでの187kmで、後半にいくつもの丘を越えるフィニッシャー向きのステージが行われる。
例年であればジロ・デ・イタリアのコースは前年のうちに発表されるが、今年はやっと開幕地が発表されただけで、全容はまだ明らかになっていない。RCSスポルトは、今年のジロが最終週に再びピエモンテ州に戻り、第19ステージはバルセーズィアのアルペ・ディ・メーラが頂上ゴールになり、翌日はヴェルバニアがスタート地になるとだけ発表している。
第104回ジロ・デ・イタリア 開幕3ステージ
5月8日(土) 第1ステージ : トリノ〜トリノ/9km(個人TT)
5月9日(日) 第2ステージ : ストゥピニージ(ニケリーノ)〜ノバーラ/173km
5月10日(月) 第3ステージ : ビエッラ〜カナーレ/187km