カナダ出身のMTBXC界のスター、エミリー・バティがキャニオンファクトリーチームに加入
目次
カナダ国内選手権で4回のタイトル、ワールドカップ総合ランキング3位2回、世界選手権銅メダル2回など、女子クロスカントリーシーンで屈指の実績を持つエミリー・バティが「キャニオンファクトリーチーム」に加入した。
エミリーはレーサーとして、すでに十分な知名度と成功の実績を備えているが、それに満足することなくキャニオンアスリートの一員として、そのパフォーマンスを次のレベルに引き上げようとする意欲とハングリーさを持っている。
また、自身が設立したエミリー・バティ・プロジェクト財団で若手ライダーを支援しており、レースの世界を超えたアスリートの模範にもなっている。
エミリー・バティ選手のプロフィール
1988年生まれ、32歳
カナダ出身のクロスカントリーマウンテンバイクレーサー。
2014 コモンウェルスゲーム 2位
2015 パンアメリカンゲーム 優勝
2016、2018 世界選手権 3位
身長160cm
Instagram https://www.instagram.com/emilybatty1/
Twitter https://twitter.com/emilybatty
オフィシャルホームページ https://emilybatty.com/
エミリー・バティ選手のコメント:
「昨シーズンは何もかもが未知の世界で、レースが開催されるかどうかもわからず貴重な精神的・肉体的キャパシティが削り取られる思いでした。レースがあったら私はもっとレベルアップできたかもしれないけど、でもそのお陰で2021年は他のライバルよりもハングリーで、休息も取れていて、モチベーションも高い状態で臨めそうな気がします。そして今、私には大きな目標があり、とてもワクワクしています。オリンピック、世界選手権、ワールドカップを目標としています。今年はパフォーマンス面でも大きく向上できるよう臨みたいと思っています。」
エミリーはすでに新しいキャニオンバイクを使いこなしており、ラックスとエクシードの特徴について次のように語っている。
「新しいキャニオンバイクは、素晴らしく良く走るバイクです。ハードテールのエクシード、フルサスのラックス、どちらもとてもバランスが良く、難しいコースでも全く限界を感じさせない走りです。キャニオンはすでに私のフィードバックを受け入れてくれており、そして私のフィードバックが製品開発に受け入れられるチャンスを得ることができて、最高にワクワクしています。現代のXCレースバイクに対するほとんどのメーカーの回答は、ヘッドチューブの角度を寝せて、トップチューブを長くし、リヤのトライアングルを短くすることでしたが、実際はそれほど単純なことではありません。キャニオンは、一時的な流行に流されることなく、クロカンレースバイクのあらゆる性能特性について大局的に考えるという素晴らしい仕事をしていると思います。」
しかし、エミリーが説明するように、キャニオンへの彼女の移籍は純粋にスポーツの動機のみによって促されたものではなかった。
「私の人生にとって、変化が必要なときだと思ったんです。私はこのスポーツで進歩を続けていくためには、単に機材やインフラだけではなく、もっと多くのものが必要だと分かったのです。私が最初にキャニオン本社を訪れた時、キャニオン創業者のローマン・アーノルドは彼の家に私を招待してくれ、彼の家族と一緒にランチをご馳走してくれました。私はすでにキャニオンファミリーの一員なんだと実感し、モチベーションが湧き上がる思いでした。キャニオン社員は皆、前向きで革新的です。実際に彼らと会い、ライドに出かけ、彼らの企業文化を体験してみると、サイクリングへの情熱に燃える彼らが作ったのが、このキャニオンバイクなんだと気づくことができました。」
キャニオン創業者 ローマン・アーノルド氏のコメント:
「クロスカントリーシーンで長く活躍しているエミリーのキャリアを、実はこれまでずっと追いかけていました。そんなエミリーが私たちに信頼を寄せてくれたことを嬉しく思いますし、彼女は新しいチーム、新しいバイクでさらに成長してくれることを確信しています」
今後のレーススケジュール、チーム体制は追って発表される。
エミリー・バティ選手 使用バイク
エミリーの新加入を記念して、限定Tシャツを発売
通常はモノトーンのキャニオンロゴを、エネルギッシュなエミリーのキャラクターをイメージしたストライプカラーへとアレンジ。背中の首元には、彼女が使用するバイク、エクシードのシルエットをあしらっている。