2020-2021シクロクロスW杯初戦はM・バントゥルノーウトが初優勝

  • photo ©Bettiniphoto

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)の影響で中止や延期が続出し、当初の予定よりも9戦少ない全5戦で競われる事になった2020-2021シーズンのUCIシクロクロス・ワールドカップ・シリーズが、11月29日にチェコのターボルで開幕した。

シクロクロスW杯ターボル

欧州チャンピオンのイーゼルビットに競り勝ったマイケル・バントゥルノーウト(©Bettiniphoto)

ワールドカップ初戦の男子エリートは、ベルギーのマイケル・バントゥルノーウト(パウエルスサウズン・ビンゴール)が、レース終盤にチームメートで欧州チャンピオンのエリ・イーゼルビット(パウエルスサウズン・ビンゴール/ベルギー)との激しい闘いに競り勝ち、ワールドカップで初優勝を果たした。

26歳のバントゥルノーウトは、11月22日にベルギーのメルクスプラスで開催されたテレネット・スーパープレステージで初めて優勝し、ターボルの前日にベルギーのコルトレイクで開催されたアーバン・クロスでは、パンクで優勝こそ逃したものの、絶好調な走りを続け、地元メディアでも注目されていた。

シクロクロスW杯ターボル

26歳のバントゥルノーウトが遂にワールドカップで勝った(©Bettiniphoto)

前日のコルトレイクでシクロクロスに復帰し、3位に入っていたベルギーのウァウト・ヴァンアールト(ユンボ・ヴィスマ)は、ターボルでも3位になって表彰台に上がっている。

シクロクロスW杯ターボル

前日にシクロクロス復帰したヴァンアールトが3位に入った(©Bettiniphoto)

ターボルのワールドカップは男女エリートカテゴリーだけでなく、男子アンダー23と男女ジュニアカテゴリーも開催されたが、ベルギー、オランダ、ドイツはエリートカテゴリー以外の選手団を派遣しなかった。

UCIシクロクロス・ワールドカップ第2戦は、12月20日にベルギー南部ワロン地方のナミュールで行われる。

シクロクロスW杯ターボル

女子エリートはオランダのルシンダ・ブランドが優勝した(©Bettiniphoto)


2020-2021UCIシクロクロス・ワールドカップ 第1戦

[11月29日/ターボル(チェコ)/8周]

1. VANTHOURENHOUT Michael (PAUWELS SAUZEN – BINGOAL / BEL) 1:02:43
2. ISERBYT Eli (PAUWELS SAUZEN – BINGOAL / BEL) +5
3. VAN AERT Wout (JUMBO – VISMA / BEL) +12
4. AERTS Toon (TELENET BALOISE LIONS / BEL) +18
5. VAN DER HAAR Lars (TELENET BALOISE LIONS / NED) +21
6. VAN KESSEL Corne (TORMANS CYCLO CROSS TEAM / NED) +51
7. HERMANS Quinten (TORMANS CYCLO CROSS TEAM / BEL) +1:01
8. SOETE Daan (GROUP HENS – MAES CONTAINERS / BEL) +1:05
9. KUHN Kevin (TORMANS CYCLO CROSS TEAM / SUI) +1:27
10. SWEECK Diether (CREDISHOP-FRISTADS / BEL) +1:42

UCIシクロクロス・ワールドカップ公式サイト