新城が伝統あるイタリアのワンデーレースに出場「自分から動くことができなかった」

新城幸也(バーレーン・マクラーレン)は、9月16日に、イタリア・トスカーナ州の、斜塔で有名なピサ県郊外の町ポンテデーラで開催された「ジロ・デッラ・トスカーナ」に出場した。

92回の歴史あるトスカーナ伝統のワンデーレースは、標高636m、平均勾配8%のモンテ・セッラを3回通過する周回が設定されている182.9kmのコース。バーレーン・マクラーレンは、チームのレースリーダーのエンリーコ・バッタリーン(イタリア)のスプリントに持ち込む作戦だった。逃げる先頭集団を吸収するため、新城はレースの終盤、先頭で風を受けて必死に追いかけ、チームのオーダーどおりに集団ゴールスプリントに持ち込んだが、バッタリーンは17位、新城は同タイムの集団の中、52位でレースを終えた。

新城ジロ・デッラ・トスカーナ

マスク姿でスタートを待つ新城

新城幸也のコメント:
「2週間振りのレースでどうなるか、ワクワクしていた。バッタリーンがチームリーダーでスプリントの可能性が大きいが、集団が割れることもある。ということで、どちらでも対応できるように走ろうと思っていた。

逃げのメンバーが強くて、それを追いかけるために、集団はどんどん加速していった。自分の調子は疲れがまだ残っているのか、フレッシュな脚が足りなかったかな。集団から遅れないが、自分からアタックするなど動くことができなかった。残り15kmで15人ほどを逃がしてしまい、3チームで必死になって追いかけたが、エンジンかかるのが遅い日だった。今日はちょっと不発だったが、明日は良くなっているでしょう」。

 

9月17日は、同じくピサ県で開催される「コッパ・サバティーニ」に出場する。実況はイタリア語だけだが、日本時間の21時からユーチューブでライブ配信を見ることができる。