新城はツアー・ポワトゥー・シャラントを総合52位で終える
フランス西部、大西洋に面したヌーヴェル=アキテーヌ地域圏で行われた「Tour Poitou-Charentes(UCI2-1)ツアー・ポワトゥー・シャラント」。新城幸也が所属するバーレーン・マクラーレンは、この4日間のステージレースに参戦した。
最終日の8月30日もアップダウンが連続する164.6kmのコース。2回のスプリントポイントが設けられているため、ポイント通過順で与えられるボーナスタイムで逆転で総合優勝できる可能性のあるアルノー・デマール擁するグルパマ・FDJのコントロールにより、1度目のスプリントポイントを危なげなくデマールが1位通過。ステージ優勝を狙うチームの選手が数人の先頭集団を形成した。ガルシア・コルティナ(スペイン)のスプリントで区間優勝を狙いたいバーレーン・マクラーレンは、新城らが懸命に追い上げ、集団でのゴールスプリントに持ち込むが、絶好調のフランスチャンピオン、デマールに一歩及ばずコルティナはステージ2位。仕事を終えた新城はステージ66位、総合52位でレースを終えた。
新城幸也のコメント:
「チームは集団スプリントをコルティナで狙う作戦だったので、できるだけ、少ない人数での逃げにしたかったが、逃げた5人の脚がそろっていて、捕まえるのも大変で……164kmのステージで14km地点のボーナスポイント以降、休んだ記憶がないほど、全力でステージを駆け抜けた。残念なことにコルティナは2位だった。アシストの仕事が報われるのは、エースが勝ったとき。それがロードレースだしね。
別府(史之)さんと久しぶりに走れて楽しかった。第1ステージでしか、ゆっくりは話せなかったけど(笑)、やっぱり、集団に同じ国の選手が要るのは気分が違うよね。
チェコからワロン、プルエーにポワトゥーと怒涛(どとう)のレース1か月だった。個人の成績は残せなかったが、脚の調子良さを確認できたのは、何よりもの収穫。タイで乗り込みができていたおかげだ。引き続き、頑張ってきます」。