クリテリウム・デュ・ドーフィネ2020 第３ステージはイタリアチャンピオンのフォルモロが逃げ切り優勝

2020.08.15
レース

photo ASO/Alex BROADWAY

フランスで開催中の第72回クリテリウム・デュ・ドーフィネ（ＵＣＩワールドツアー）は、8月14日にコランからサン・マルタン・ド・ベルビーユ頂上までの157kmで第３ステージを競い、イタリアチャンピオンのダヴィデ・フォルモロ（ＵＡＥチーム・エミレーツ）が独走で逃げ切って区間初優勝した。総合首位のマイヨ・ジョーヌはスロベニアチャンピオンのプリモシュ・ログリッチ（チームユンボ・ヴィスマ）が守った。

フォルモロは独走で区間優勝した

フォルモロは序盤に逃げ出した９選手の１人だった。レース中盤から上り始めたカテゴリー超級のマドレーヌ峠のふもとで、チームユンボ・ヴィスマがコントロールする集団と逃げのタイム差は3分半に開いていた。マドレーヌ峠の上り坂でフォルモロは単独で先頭に立ち、山頂で集団とのタイム差を５分半近くにまで広げていた。彼はそのまま66kmを独走で逃げ切り、後続に30秒以上のタイム差を付けたまま、サン・マルタン・ド・ベルビーユ頂上にゴールした。フォルモロは山岳賞のマイヨ・ブルー・ア・ポワ・ブランも獲得した。

集団は終始チームユンボ・ヴィスマがコントロール。最後はマイヨ・ジョーヌのログリッチがスパートし、区間２位に入って６秒のボーナスタイムを獲得した。この日、新人賞のマイヨ・ブランを着ていたエガン・ベルナル（チームイネオス）はログリッチよりも９秒遅れてゴールし、総合４位から７位へと後退。新人賞の総合首位はコロンビアのダニエル・マルティネス（ＥＦプロサイクリング）に変わった。

山岳賞ジャージを獲得したフォルモロ

■ドーフィネで区間初優勝したフォルモロのコメント

「ボクは2020年シーズンをストラーデ・ビアンケのかなり良いレースで再開した。ミラノ〜サンレモの後ではちょっと落ちたように感じたが、今日我々は勝利に値した。我々は激しく働き、ボクはこの勝利を喜んでいる。マドレーヌ峠のふもとでたった３分差しかなく、十分ではなかった。だからボクは差を広げる努力をしなければならないと自分自身に言い聞かせた」

■第３ステージ結果

［8月14日／コラン～サン・マルタン・ド・ベルビーユ／157km］

1. DAVIDE FORMOLO (UAE TEAM EMIRATES / ITA) 04H 06′ 56”

2. PRIMOŽ ROGLIC　(TEAM JUMBO – VISMA / SLO) + 33”

3. THIBAUT PINOT (GROUPAMA – FDJ / FRA) + 33”

4. EMANUEL BUCHMANN (BORA – HANSGROHE / GER) + 33”

5. DANIEL MARTINEZ (EF PRO CYCLING / COL) + 33”

6. MIKEL LANDA (BAHRAIN – MCLAREN / ESP) + 33”

7. GUILLAUME MARTIN (COFIDIS / FRA) + 33”

8. TADEJ POGACAR (UAE TEAM EMIRATES / SLO) + 33”

9. PAVEL SIVAKOV (TEAM INEOS / RUS) + 39”

10. MIGUEL ANGEL LOPEZ (ASTANA PRO TEAM / COL) + 39”