クリテリウム・デュ・ドーフィネ2020 第２ステージはログリッチが優勝して総合首位

2020.08.14
レース

photo ASO/Alex BROADWAY

フランスで開催中の第72回クリテリウム・デュ・ドーフィネ（ＵＣＩワールドツアー）は、8月13日にビエンヌからコル・ド・ポルト頂上までの135kmで第２ステージを競い、スロベニアチャンピオンのプリモシュ・ログリッチ（チームユンボ・ヴィスマ）が区間優勝して総合首位に立った。

第2ステージはログリッチが区間優勝した

最後の上りはチームイネオスが支配

第２ステージのゴールは標高1331mでカテゴリー超級のコル・ド・ポルト頂上だった。17.5kmの上りがスタートした時、先頭には序盤から逃げ続けていたミヒャエル・シャール（ＣＣＣチーム）とブリュノ・アルミライユ（グルパマ・ＦＤＪ）が1分差で逃げ続けていた。

コル・ド・ポルトの上りが始まるとシャールは失速し、先頭はアルミライユ１人になった。集団はチームイネオスが６人で列車を組んで先頭を引き続け、次第に小さくなっていった。最後まで逃げ続けていたアルミライユは、残り8.5kmで集団に吸収された。

チームイネオスはミハウ・クフィアトコフスキーが集団を引き続けたが、残り4.4kmでクリストファー・フルーム（チームイネオス）が遅れてしまった。有力選手が次々とちぎれていき、ゴールまで残り3kmで先頭は20人ほどのグループになっていた。

チームイネオスのコントロールに終止符を打ったのは、エマヌエル・ブッフマン（ボーラ・ハンスグローエ）のアタックだった。チームイネオスの後方に控えていたセップ・クース（チームユンボ・ヴィスマ）がすぐに反応し、ティボ・ピノー（グルパマ・ＦＤＪ）、ログリッチも続いた。

先頭はクスが引き続け、チームメートのトム・デュムラン（チームユンボ・ヴィスマ）は遅れてしまった。ここで新人賞のマイヨ・ブランを着たエガン・ベルナル（チームイネオス）が仕掛けたが、それもクースに潰されてしまった。

残り1kmのフラム・ルージュはクースを先頭に11人のグループが通過した。そこから残り600mでスロベニアチャンピオンジャージのログリッチがアタックしたが、意外にもベルナルは追うことが出来なかった。ログリッチはそのまま単独でゴールし、総合首位に立ってチームメートのウァウト・ヴァンアールト（チームユンボ・ヴィスマ）からマイヨ・ジョーヌを引き継いだ。ベルナルは10秒遅れの区間10位でゴールした。

8月14日はコランをスタートしてカテゴリー１のサン・マルタン・ド・ベルビーユ頂上にゴールする山岳区間の第３ステージが行われる。コースは途中、カテゴリー超級のマドレーヌ峠も通過する。