新城はチェコツアーを総合35位でフィニッシュ「スイッチが入った気がする」

2020年8月6日から始まった4日間のステージレース、チェコツアー。9日に行われた最終日の第4ステージは、途中標高1000m超の山岳を越え、終盤は勾配5.4%、3kmの石畳を含む1周11kmの周回コースを3周してフィニッシュとなるハードな179.2kmだった。

バーレーン・マクラーレンの新城幸也は、総合上位を狙えるチーメイトの順位を引きあげるための走りに徹し、グレガ・ボレがステージ7位でフィニッシュした。新城はこのステージ25位、総合35位で無事レース再開初戦を終えた。

新城チェコツアー第4ステージ

チームの仕事を全うする新城

新城チェコツアー第4ステージ

スタート直前までマスク着用が義務付けられるなかでレースが開催された

新城選手のコメント:
「最後の周回での争いになるであろうということだったが、逃げに送り込めなかったチームが上りでペースを上げたりと、周回に行くまでにも脚を使う展開になった。周回に入るとどんどん集団は削られていき最終周回では30人ほどに。短い上りは好きだが、石畳となると話は別で……思うように走らせることができずに手こずってしまった。一日中、グレガのために働いてはいたが、それでも残れるぐらいじゃないとね。しかし、今回のレースでスイッチが入った気がするので、これからのレースも楽しみ!」

チェコツアー公式サイト

新城の次のレースは、8月16日~19日までベルギー・ワロン地方で開催される4日間のステージレース「Tour de Wallonie(ツール・ド・ワロニー)」となる予定だ。