ツール・ド・フランス2021はブルターニュ地方で開幕

アモリースポールオルガニザシオン(ASO)は8月10日に、2021年に開催する第108回ツール・ド・フランスのグランデパール(開幕地)を、フランス北西部のブルターニュ地方に変更すると発表した。当初予定されていた北欧デンマークのコペンハーゲンは、2022年のグランデパールになる。

ツール・ド・フランス2021

ツール・ド・フランスは2018年にもブルターニュ地方を訪れた

 
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)の影響で、東京オリンピックが2021年に延期したため、国際自転車競技連合(UCI)は、ツールがオリンピックの男子ロードレース(7月24日)とバッティングしないように調整した。このため2021年のツールは予定よりも一週間早い6月26日に開幕し、7月18日に終了する事になった。

しかし、一週間早い日程だとサッカーのユーロ大会がコペンハーゲンで行われる影響で、現地の受け入れが難しく、ASOはブルターニュ地方を代替地とし、コペンハーゲンのグランデパールを1年延期する決定を下した。

フランスで最も自転車競技が盛んなブルターニュ地方でのグランデパールは、港町のブレストからスタートする。1906年以来、ブレストにはツールが32回訪問していて、初日のスタート地になるのは1952年、1974年、2008年に続いて4回目になる。

ブルターニュ地方では4ステージが競われ、その中にはマイヨ・ジョーヌ争いに影響を与えるであろうステージも含まれる。その詳細は、10月29日にパリのパレ・ド・コングレで行われるコース発表会で発表される予定だ。

ツール・ド・フランス公式サイト