8月からレース再開の新城幸也がコメント「何も不安はない」

3月からタイに滞在していた新城幸也(バーレーン・マクラーレン)は、約5か月ぶりに日本に帰国し、今月末にはフランスに戻る。新城が滞在していたタイ北部は新型コロナウイルスの影響が少なくトレーニングを続けることができており、長いレース停止期間は再開の目途などチームとスケジュールを話し合いをしながらコンディション調整を行っていた。7月に入り各国の入国制限措置が緩和されたことにより渡仏も可能となり、8月1日にイタリアで開催されるワールドツアー再開初戦のストラーデビアンケに出場し、新城のシーズンも再開する。

新城
 

全日本選手権やジャパンカップなど日本で走れる可能性があるレースの中止が発表されたことやレースの再開について、新城は以下のようにコメントしている。

「全日本選手権をはじめ、ジャパンカップやさいたまクリテリウムも中止が発表され、自分が日本で走るレースはまったくなくなりました。主催者の皆さま方も苦渋の決断だったと思いますが、来年につなげるための中止だと理解し、英断を支持したいというのが自分の考えです。多くのファンの皆さんが落胆していると思いますが、だからこそ、ヨーロッパのレースでの良い結果を皆さんに伝えられるように! と、気合が入っています。 世界中で多くの方が命を落とし、仕事を失う方もたくさんいるなか、好きな仕事を続けられること、元気に走れること、支えてくれる人がいるという環境に感謝し、自分の姿勢で勇気や元気をお届けできるように、プロとしての仕事を全うしていきます!

タイでしっかりトレーニングができていたので、レース再開については何も不安はありません。レーススケジュールについても、自分向きのレースが多いので、楽しみでしかないですが、まだまだ油断することなく万全の注意を払い、凝縮されたシーズンを11月までしっかり走り切ります。皆さんもヨーロッパのレース再開を楽しんで、日本から応援してくださいね!」

なお、今後の新城のレーススケジュールは次のとおり。
8月1日「Strade Bianche ストラーデビアンケ」(イタリア・ワールドツアー)
8月6日~9日「Czech Tour チェコツアー」(チェコ・ヨーロッパツアー)
8月16日~19日「Tour de Wallonie ツール・ド・ワロニー」(ベルギー・プロツアー)
8月25日「Bretagne Classic – Ouest-France ブルターニュクラシック・ウェストフランス」(フランス・ワールドツアー)
8月27日~30日「Tour Poitou-Charentes ポワトゥーシャラント」(フランス・ヨーロッパツアー)
9月30日「La Flèche Wallonne ラ・フレーシュ・ワロンヌ」(ベルギー・ワールドツアー)
10月4日「Liège-Bastogne-Liège リエージュ~バストーニュ~リエージュ」(ベルギー・ワールドツアー)
10月7日「La Flèche Brabançonne ラ・フレーシュ・ブラバッソンヌ」(ベルギー・プロツアー)
10月10日「Amstel Gold Race アムステルゴールドレース」(オランダ・ワールドツアー)
10月20日~11月8日「La Vuelta ciclista a España ブエルタ・ア・エスパーニャ」(スペイン・ワールドツアー)

※ 7/29追記:8月1日のストラーデ・ビアンケへの出場はキャンセルとなりました。新城幸也選手のレース再開は8月6日~9日にチェコで開催される4日間のステージレース、チェコツアーとなる予定です。