クライマーのチャレンジ・オブ・スターズはチッコーネが優勝

イタリアのRCSスポルトが主催し、選手1対1のノックアウト・トーナメント(勝ち抜き戦)で競われるバーチャルレースイベント『ザ・チャレンジ・オブ・スターズ』は、5月24日にクライマーのトーナメントを開催し、イタリアのジューリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード)が優勝した。

チャレンジ・オブ・スターズ

チャレンジ・オブ・スターズは、4月にロンド・バン・ブラーンデレンのバーチャルレースを開催したインドア・サイクリング・シミュレーター、ビークール(BKool)のプラットホーム上で行われ、ティソ社とエネル社がスポンサーに付いていた。コースはステルビオ峠の2.9kmで、平均勾配8.69%、最大12.75%だった。

クライマーのトーナメントは、デンマークのヤコブ・フルサン(アスタナプロチーム)対チッコーネ(トレック・セガフレード)、イタリアのヴィンチェンツォ・ニバリ(トレック・セガフレード)対ドイツのシモン・ゲシュケ(CCCチーム)、ポーランドのラファウ・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ)対ベルギーのトマス・デヘント(ロット・スーダル)、英国のクリストファー・フルーム(チームイネオス)対フランスのワレン・バルギル(チームアルケア・サムシック)の4レースで始まった。

1回戦はチッコーネ、ゲシュケ、デヘント、バルギルが勝ち、セミファイナルはチッコーネがゲシュケを制し、デヘントがバルギルを打ち負かした。決勝はデヘントが先行したが、最後は力尽きてチッコーネが逆転優勝した。

■チッコーネのコメント
「沢山の重要な選手たちとの良い競争だった。バーチャルトーナメントではあったが、勝利を収めるのは非常に難しかった。デヘントは非常に高速でスタートし、彼は大きな力を生み出せる選手だ。ボクはこの上りでどれ位のパワーを出せるか計算していたから、自分のペースで上った。彼のペースがちょっと落ちるといいなあと思っていたけど、幸運にも最後は全て上手く行った。チャレンジ・オブ・スターズはとても好きだった。ユニークな形式で、本当の挑戦であり、楽しんだよ」

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