バーチャルレースのチャレンジ・オブ・スターズ初開催!
イタリアのRCSスポルトは、5月23日に選手1対1のノックアウト・トーナメント(勝ち抜き戦)で競うバーチャルレースイベント『ザ・チャレンジ・オブ・スターズ』を初開催した。初日は8人のスプリンターがトスカーナ田園地帯の1.2kmのコースで競い合い、オランダチャンピオンのファビオ・ヤコブセン(ドゥクーニンク・クイックステップ)が優勝した。
チャレンジ・オブ・スターズは、4月にロンド・バン・ブラーンデレン(ツール・デ・フランドル)のバーチャルレースを開催したインドア・サイクリング・シミュレーター、ビークール(BKool)のプラットホーム上で行われ、ティソ社とエネル社がスポンサーに付いている。
スプリンターのトーナメントは、ドイツのパスカル・アッカーマン(ボーラ・ハンスグローエ)対フランスのナセル・ブアニ(チームアルケア・サムシック)、ヤコブセン対デンマークのマス・ピーダスン(トレック・セガフレード)、ベルギーのヤスペル・デブイスト(ロット・スーダル)対ベルギーのティム・メルリール(アルペシン・フェニックス)、イタリアのマッテーオ・トレンティン(CCCチーム)対イタリアのフィリッポ・ガンナ(チームイネオス)の4レースで始まった。
アッカーマン、ヤコブセン、デブイスト、ガンナが勝ち上がり、セミファイナルはヤコブセンがアッカーマンを打ち負かし、ガンナがデブイストを下した。そしてヤコブセンとガンナの決勝戦は、ガンナのギヤが壊れてしまうアクシデントが発生し、ヤコブセンが難なく初代チャンピオンの称号を勝ち取った。
■ヤコブセンのコメント
「この成功はとても嬉しい。1200mは通常の集団スプリントよりも長く、今は脚がとても痛いよ! ボクは画面をチェックして、対戦相手の近くにいることを心がけた。そして最後の500mで全力を出した。最近は屋内トレーニングをたくさんやっていて、特に天気が悪い時は必ず数時間やっていた。こういう新しいスタイルのレースをするのは楽しい」
日曜日はクライマー・トーナメント開催
5月24日の日曜日には、クライマーのトーナメントが開催され、こちらもトップ選手たちが目白押しだ。コースはステルビオ峠の2.9kmで、平均勾配8.69%、最大12.75%だ。参加選手は以下の8人。
・ヤコブ・フルサン(アスタナプロチーム) VS ジューリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード)
・ヴィンチェンツォ・ニバリ(トレック・セガフレード) VS シモン・ゲシュケ(CCCチーム)
・ラファウ・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ) VS トーマス・デヘント(ロット・スーダル)
・クリストファー・フルーム(チームイネオス) VS ワレン・バルギル(チームアルケア・サムシック)
レースの模様はイタリア時間の午後4時30分から、チャレンジ・オブ・スターズのFacebook上でライブ配信される。
Congratulations @FabioJakobsen! #TheChallengeofStars pic.twitter.com/XcAXisavq3
— The Challenge of Stars (@stars_challenge) May 23, 2020
Congrats to @FabioJakobsen on winning the @stars_challenge 👏
Best sprinter of the competition after a flawless display and three consecutive victories 🏆 pic.twitter.com/h11eJzA4gp— Soudal Quick-Step Pro Cycling Team (@soudalquickstep) May 23, 2020