UAE・ツアーで新型コロナウイルスに感染したガスプロム・ルスヴェロのメンバーが全員帰国

UCIプロチームのガスプロム・ルスヴェロ(ロシア)は4月14日に、アラブ首長国連邦(UAE)で開催されたUAE・ツアー2020(UCIワールドツアー)で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染し、アブダビで1カ月半隔離されていたメカニックのドミトリーが帰国したと発表した。これでUAEに残っていたガスプロム・ルスヴェロのメンバーは全員帰国することができた。

UAETOUR2020

(photo : LaPresse)

ガスプロム・ルスヴェロは、UAE・ツアーに参加したドミトリー・ストラホフ(ロシア)が、新型コロナウイルスの検査で陽性になった事を3月10日に発表。彼はUAE・ツアーで名前が公表された最初の新型コロナウイルス感染者になった。チームは3月12日に帰国を許可されたが、選手2人とスタッフ2人がアブダビの病院で隔離されたままだった。

UAE・ツアーではその後、UAEチーム・エミレーツのフェルナンド・ガビリア(コロンビア)とマクシミリアーノ・リチェセ(アルゼンチン)も感染を発表したが、2人は3月中に退院して帰国することができていた。

ストラホフは4月9日に完全に回復し、帰国を許された。同様に新型コロナウイルスに感染してアブダビの病院に入院していたイゴール・ボエフ(ロシア)も一緒だった。2人は1カ月間隔離されていた。

UAE・ツアーに参加したガスプロム・ルスヴェロのメンバーは全員帰国する事ができたが、今回の一件では、主催者のRCSスポルトが詳細を発表していない為、まだ現地で入院している関係者がいるのかどうかは不明だ。