東京五輪新日程発表、ツール・ド・フランス2021の最後3ステージが重なる

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のパンデミック(世界的な大流行)で、3月24日に開催延期が決定した東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の新日程が3月30日に発表された。

ツール・ド・フランス2019

東京五輪の新日程は来年のツール・ド・フランス最後3ステージと日程が重なってしまう(©Bettiniphoto)

公式サイトの発表によれば、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)、東京都、日本国政府は、2021年に開催される第32回オリンピック大会の新日程で合意し、オリンピック競技大会は2021年7月23日(金)から8月8日(日)までの日程で開催され、パラリンピック競技大会は2021年8月24日(火)から9月5日(日)までの日程で開催されることになった。

新日程は当初2020年に予定されていた日程からほぼ1年後で、主催者は延期が国際競技イベントの日程にもたらす混乱を最小限に抑えることができるとしている。

しかし、自転車競技の国際カレンダーではすでに来年のツール・ド・フランス(UCIワールドツアー)が7月2日(金)から25日(日)の日程で開催される事が決まっており、最後の3ステージが五輪と重なってしまうことになった。

これまでツール・ド・フランスは、五輪開催年には開催日程を1週間早めていて、今年も1週間早い6月27日から7月19日で開催される予定だが、五輪の延期で全てが狂ってしまった。もし、五輪の各種目の日程が2020年に予定されていた日程のままで行われるとすれば、ロードの男子ロードレースは7月24日(土)になり、ツール・ド・フランス最終日前日になってしまう。

国際自転車競技連合(UCI)は、まだ2021年のUCIワールドツアーカレンダーを正式発表していないため、主催者のASO(アモリースポールオルガニザシオン)に、来年のツール・ド・フランスの日程を1週間早めるよう要請することになるだろう。

東京2020公式サイト

ツール・ド・フランス公式サイト

 

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