UAE・ツアーで新型コロナウイルスに感染したガビリアが退院

2月下旬にアラブ首長国連邦で開催されたUAE・ツアー2020(UCIワールドツアー)で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染し、現地で入院していたコロンビアのフェルナンド・ガビリア(UAEチーム・エミレーツ)が、3月27日に退院し、自宅に戻れることになった。

UAEツアー2020

UAE・ツアーは、参加チーム(未公表)のイタリア人スタッフ2名が新型コロナウイルスに感染していたことが判明し、2月28日に残り2ステージをキャンセルして終了した。大会関係者は全員検査を受け、陰性だった者から帰国を許された。

ガビリアは3月12日に感染を公表し、入院を続けていたが、陰性の結果が出て27日に退院を許可されたと、自身のインスタグラムで報告した。

UAEチーム・エミレーツは、アルゼンチンのマクシミリアーノ・リチェセもUAE・ツアーで新型コロナウイルスに感染し、アラブ首長国連邦に留まっていたが、18日間の入院の後、2度の検査で陰性になり、退院を許されたことを25日にフェイスブックで報告していた。

UAE・ツアーに参加したチームの中で、最後までアラブ首長国連邦で足止めされていたロシアのガスプロム・ルスヴェロは、3月12日に帰国の許可が降りたが、選手2人とスタッフ2人がアブダビの病院で隔離されたままだ。ガスプロム・ルスヴェロは、10日にディミトリー・ストラホフ(ロシア)が新型コロナウイルスに感染したことを公表している。彼らが退院したというニュースはまだ入ってきていない。