新城は23位でUCIポイントを獲得/カデルエヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース2020

オーストラリアのジーロングで開催されたUCIワールドツアーのワンデーレース「カデルエヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース2020」。バーレーン・マクラーレンの新城幸也は、トップから50秒遅れの23位でレースを終えた。これでUCIポイントを12ポイント獲得し、オリンピックの選考ランキングポイントを72ポイント加算(ワールドツアーレースはUCIポイント×6)。2位との差を広げた。
 
新城カデルエヴァンスグレートオーシャンロードレース

ジーロングの丘を行く集団。中央左下81番が新城

新城のコメント:

「チームとしてはトップ10が目標だった。このレースでのチームリーダーはマルコ・ハラー(オーストリア)。周回がアップダウンの繰り返しなので、スプリンターのいないチームが動くこともあり、どちらでも対応するようにと。この周回は2010年の世界選手権(9位だった)のときとほとんど同じようなものだったので、自分の脚に合っていることは分かっていた。しかし、今日は風が吹いていて、周回前の110kmの大きなループで脚を使う展開となった。それはどの選手も同じで、自分は周回中は楽に走ることができた(10年前に成績が良かった自信かな?(笑))。

残り2周回で、マルコとハーマン(・ペーンシュタイナー、オーストリア)のチームメイト2人を含む逃げができた。チームとしてはリーダーが他のスプリンター達と前に行ってくれたので一安心。残り1周は、もし逃げが捕まった場合に自分のためにと脚を貯めたが逃げ切り、逃げに入っていた2選手が8位と11位で、チームは納得の成績を収めた。自分自身も少しでも良い順位をと思ったが、集団で11番目だった。

これで、3週間のオーストラリア遠征が終わった。合宿に始まり、ツアー・ダウンアンダー、(レース・)トーキー、カデルエヴァンス(・グレートオーシャン・ロードレース)と3つレースを走り、毎日マッサージも受けられてコンディションも良くなった。最高の結果ではなかったものの、11月にトレーニングを始めて、これまで準備してきて良かった。これからもっともっと調子を上げられる感触を得られたし、2020シーズンは良い走り出しとなった」。

新城カデルエヴァンスグレートオーシャンロードレース

スタートサインのステージに上がる様子をSNSにアップする新城

 
新城はオーストラリアからタイに渡り自主合宿に入る。次のレースは2020年2月23日~29日までアラブ首長国連邦で開催される7日間のステージレース、UCIワールドツアーのUAEツアーとなる予定だ。