シクロクロス世界選2020 男子エリートはオランダのM・ファンデルプールが連覇

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スイス北部のドゥーベンドルフで開催された2020UCIシクロクロス世界選手権は、2月3日に男子エリートのレースを競い、ディフェンディングチャンピオンであるオランダのマテュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)が連覇し、25歳で3度目の世界タイトルを獲得した。

シクロクロス世界選2020

独走でゴールしたファンデルプールはフィニッシュラインで自転車を降り、紳士のような挨拶を見せた(©Bettiniphoto)

2位は1分20秒遅れで英国のトム・ピドコック(トリニティレーシング)、3位は2019-2020シーズンのワールドカップでシリーズ優勝したベルギーのトーン・アールツ(テレネット・バロワーズ・ライオンズ)だった。

ファンデルプールは今季も絶好調で、世界選前までに24戦走って23勝し、勝てなかったのは昨年12月14日にベルギーのロンスで開催されたGP・マリオ・ドクラルク(DVVトロフィー)だけだった。

気温13℃で軽い雨が降る中、最前列からスタートしたファンデルプールは最初のコーナーですぐ先頭に立ち、最後まで誰にもその場所を譲らなかった。今季唯一ファンデルプールに勝ったアールツや、エリ・イーゼルビット(パウエルスサウゼン・ビンゴール)といったベルギー勢が必死で付いていこうとしたが、ファンデルプールはスタートして10分も経たないうちに後続に10秒の差を付けてしまった。

後方ではベルギー勢に英国のピドコックが加わり、独走を続けるファンデルプールを追ったが、その差は無情にも開くばかりだった。シクロクロス世界チャンピオンに3度輝いているベルギーのウァウト・ヴァンアールト(チームユンボ・ビスマ)は、期待されたような走りができず、追走集団の後ろを走っていた。彼は結局4位でレースを終え、キャリアで初めてシクロクロス世界選の表彰台を逃した。

3周目の終盤にピドコックがアタックし、イーゼルビットが付いてったが、先頭のファンデルプールとのタイム差はすでに1分になっていた。ピドコックは単独で追走を続け、アールツが表彰台の最後の1つを目指してい走り続けたが、驚くようなドンデン返しが起きることは決してなかった。

ファンデルプールは何のトラブルにも見舞われることなく7周回を先頭で走りきり、フィニッシュラインでは自転車を下りて紳士のようなお辞儀をして見せた。昨年の世界選では、彼は自転車を頭上に掲げてゴールしていた。

2021年のシクロクロス世界選は、ベルギー北部のオーステンドで開催される。

 

■2015年、2019年に続いて3度目のシクロクロス世界チャンピオンになったファンデルプールのコメント
「これは今シーズンの大きな目標の1つだった。シーズンで最高の1日だったと思うし、うまくいって本当に嬉しいよ。コースは本当に厳しかったから、早めにバラバラになるだろうと予測していた。自分が今までに走ったレースの中で最もハードなレースの1つだった。とりわけ終盤の周回で、橋は上るのがとてもキツかった。非常に正直なレースだった。ほぼすぐに最強の選手たちが前に出たと思う。それは世界選手権では良いことだと思う」

シクロクロス世界選2020

シクロクロス世界選2020男子エリート表彰台。左から2位のピドコック、優勝したファンデルプール、3位のアールツ(©Bettiniphoto)

2020UCIシクロクロス世界選手権 男子エリート結果
[2月2日/7周回/22.15km]
1. VAN DER POEL Mathieu (NED) 1:08:52
2. PIDCOCK Thomas (GBR) +1:20
3. AERTS Toon (BEL) +1:45
4. VAN AERT Wout (BEL) +2:04
5. SWEECK Laurens (BEL) +2:32
6. VANTHOURENHOUT Michael (BEL) +3:12
7. VAN KESSEL Corne (NED) +3:52
8. MERLIER Tim (BEL) +4:32
9. HERMANS Quinten (BEL) +4:48
10. ISERBYT Eli (BEL) +5:11
(出走:39/完走:22)

[過去10年の優勝者]
2019 VAN DER POEL Mathieu (NED)
2018 VAN AERT Wout (BEL)
2017 VAN AERT Wout (BEL)
2016 VAN AERT Wout (BEL)
2015 VAN DER POEL Mathieu (NED)
2014 STYBAR Zdenek (CZE)
2013 NYS Sven (BEL)
2012 ALBERT Niels (BEL)
2011 STYBAR Zdenek (CZE)
2010 STYBAR Zdenek (CZE)

 

男子ジュニアはベルギーのネイスが初優勝

シクロクロス世界選2020

男子ジュニアはスワン・ネイスの息子であるティボー・ネイスが初優勝した(©Bettiniphoto)

2020UCIシクロクロス世界選手権 男子ジュニア結果
[2月2日/4周回/12.7km]
1. NYS Thibau (BEL) 0:38:50
2. BELMANS Lennert (BEL) +0:31
3. VERSTRYNGE Emiel (BEL) +0:38
4. LILLO Dario (SUI) +0:54
5. DEL GROSSO Tibor (NED) +1:08
6. BRENNER Marco (GER) +1:13
7. MICHELS Jente (BEL) +1:29
8. RICHARD ANDRADE Florian (FRA) +1:34
9. MCGUIRE Rory (GBR) +1:37
10. STROHMEYER Andrew (USA) +1:39

45. MURAKAMI Yujiro (JPN) +5:59
58. SUZUKI Raito (JPN) +8:29
(出走:66/完走:60)

シクロクロス世界選2020

男子ジュニアはベルギーが表彰台を独占した(©Bettiniphoto)

 

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