新城「シーズンのスタートを、いい形で切ることができた」/ツアー・ダウンアンダー2020第6ステージ

第5ステージ同様、暑さのなかでおこなわれた最終日第6ステージ、総合優勝を争う選手たちは数秒のタイム差という、各チームの戦略がぶつかり合う文字通り、最後の山場。チームは新人賞ジャージ争い2位に付けているサンティアゴ(コロンビア)と、上りに強いヘイマン(オーストリア)の2選手を上位でフィニッシュさせることが最重要課題。

序盤に形成された24人の先頭集団の中に新城は入らずに、他のチームメイトに任せる。メイン集団に残った新城は2人のエースを助けながらレースを進め、最終局面の上り坂、大会名物のウィランガヒルで勝負が動くと、そこでエースの位置取りに貢献。
 
仕事をこなした新城は最終ステージを41位でフィニッシュし、個人総合28位、チーム総合は20チーム中5位と、上々のシーズン初戦となりました。
 
 
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きつそうな表情を見せながらも山岳のエースを守りながら走る新城

 

新城のコメント

『今日のステージは大人数が逃げて、ステージは逃げのメンバー勝負となり、総合優勝をかけた戦いの集団に自分は残ることになった。メイン集団は100人ほどで、いつもより少人数だったので位置取りもしやすかった。
1回目も2回目もウィランガヒルは集団前方で上り始める事ができたし、チームとしてはヘイマンが総合10位に入ってくれて、チーム総合順位も5位と良かったと思う。調子も良く、ダウンアンダーを走りきったので、しっかりとリカバリーして来週のレースでも頑張りたいと思う。シーズン開幕戦で良いスタートとなった。引き続き頑張ります。』

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良いシーズンのスタートが切れたと語る新城

 
また、オリンピック日本代表選考ポイントでは、ワールドツアーのレースはポイントが獲得したポイントの6倍換算になるので、このレースの総合28位で獲得した20ポイント×6で120ポイントを加算し、選考ポイントランキング1位に浮上。新城は引き続きオーストラリアに滞在し、来週ジーロングで開催されるワールドツアーの1Dayレース『カデル エバンス グレートオーシャンロードレース』に出場する。