女子Qリーグ、中学生Nリーグ2025-2026シーズン最終戦:しもふさクリテリウム2月 結果
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サイクルロードレースの女子リーグ「クイーン・リーグ(Qリーグ)」、中学生リーグ「ニュー・エイジ・リーグ(Nリーグ)」第6期 2025-2026シーズン第13戦(最終戦):しもふさクリテリウム 2月が2026年2月28日(土)、千葉県成田市・下総運動公園内にて開催された。

スタート前に気合の入る中学生レース出走選手たち
この大会はサイクルロードレース協会東日本(MATRIX)主催。開幕戦「しもふさクリテリウム 5月」と同じく 1周回・約1.5kmの常設サイクリングコースで行われた。トップクラスはもちろん、ジュニアやキッズ、女子にも人気が高く多くの参加者が集まった。
リーグ最終戦として対象レースをQリーグとNリーグ中学生女子NWはレディースクラス、Nリーグ中学生男子Nは中学生クラスに設定。それぞれのレースで年間総合ポイントリーダーを決する熱い闘いが繰り広げられた。

試走ごとに毎回実施するサイクルクリニックは、初参戦や久しぶりの参戦でも心構えができる良い機会

先週、開催されたインクルーシブ自転車レースで獲得したNリーグレプリカジャージ姿の選手も登場!
レディースクラスは岡本彩那が優勝し、総合ポイントリーダー賞獲得
朝8時過ぎから120分エンデューロ、個人タイムトライアル、キッズの各年齢別レースとスケジュールが進み、いよいよ昼過ぎにQリーグとNリーグ中学生女子 NWが対象となるレディースクラスが、小学生チャンピオンクラスとの時差1分の混走で始まる。
エントリーは6人と少人数のレースとなったが、Qリーグからは現ポイントリーダーとなる岡本彩那(High Ambition女子レーシングアカデミー)と Nリーグ中学生女子NWポイントリーダー岡田愛裕來(ブラウ・ブリッツエン U15)、更には昨シーズンのQリーグ総合ポイントリーダーである根本香織(Team一匹狼)が参戦。このあたりの動きが注目された。

大会MCノゾミ氏は毎回QリーグやNリーグのリーダー紹介などでシリーズ戦を盛り上げた功労者

スタートを前に言葉を交わしながらもピリッと緊張が走る。左より根本、岡本、岡田のリーグメンバー達
コース 5周=7.5kmのレースは定刻の12時 15分にスタート。しばらくしてローリング解除から集団が形成され 1周回を終えてコントロールラインに来るころにはQリーグリーダー岡本にNリーグNWリーダーの岡田、そして一匹狼・根本に下平世奈の4人の集団となった。

最初のレディースレース集団形成。先頭から下平、岡田、岡本、根本の4人
しばらくは4人で周回を重ねたが、残り2周回から岡本と岡田が集団から飛び出し先行。その動きに反応し切れなかった下平が集団から脱落。さらに残り1周回までは粘っていた根本も集団から脱落してしまう。そのため優勝争いは岡本と岡田の2人に絞られた。

狙いすましたように飛び出す前方の岡本と岡田の2人、白いジャージ姿の根本が追うが、時すでに遅し

ゴールまで諦めずに踏み続け、3位入賞を果たしたTeam一匹狼・根本
ゴール直前、まず姿が見えたのがアメジストジャージを纏う岡本。あとに続く岡田を大きく引き離して余裕の優勝となった。少し間をおいて岡田もゴールして2位。続いて粘りの走りで根本が3位入賞を果たした。

単独で後続を引き離しての優勝を遂げて、笑顔のゴールとなったQリーグポイントリーダーの岡本

昨シーズンは大学受験で最終戦参加ができず総合ポイントリーダーを逃した岡本。今回は防衛に成功!
今回、Nリーグ中学生女子NWポイントリーダーの岡田愛裕來との一騎打ちとなったレースで優勝を果たして総合ポイントリーダー賞獲得となった岡本は、「(レディースの)出場人数が少なかったことと、愛裕來ちゃんはスプリントが強い選手なので、かなり警戒しながら先に逃げようかな?と考えて動いて。それがうまくいって良かったです」と安堵の表情を見せた。
このようなクレバーな判断ができるのが持ち味である岡本に今シーズンを振り返ってもらうと、「リーグのシリーズ戦では毎回、皆で仲良く走れて楽しかったです」とライバル同士とはいえ和気あいあいと交流できたことを語ってくれた。

プレゼンターのゲスト織田聖(愛三工業レーシング:左端)と岡崎一輝(シエルブルー鹿屋:右端)に祝福されるレディースレース上位3人。左2人目から2位・岡田、優勝の岡本、3位・根本

昨シーズンの Qリーグ総合ポイントリーダー根本(写真右)から Bioracer特別賞を贈られる岡本

岡本の力強い走りを支えているアスリチューンの栄養補助食品。今回は岡本お気に入りのポケットエナジー・グレープ味を株式会社隼から特別ダブルセットとして授与されご満悦!
来シーズンは「全日本選手権ロードレースで頑張って表彰台を狙います!」と大きな目標を語ってくれた。アメジストジャージを背負いながら 1年間走り切った岡本へ声援を送ってくれたファンへは「応援ありがとうございました。これからも頑張ります!」と御礼メッセージ。
そんな岡本の走りを支えてい Qリーグ協賛の株式会社隼から提供のアスリチューン「ポケットエナジー」特製セットを授与され、記念撮影では最高の笑顔を見せていた。
そしてレディースレース2位に入った岡田は、Nリーグ登録の中学3年間にわたりNリーグ中学生女子のバトルマリンジャージを守り切る素晴らしい実績を作った。充実の3年間を振り返って、「途中で怪我とかもありましたが、今日も良い結果が取れて、とても嬉しいです」とコメントしてくれた。

惜しくも2位でのゴールとなったが、力強い走りで各シリーズ戦を盛り上げてくれたNリーグNW岡田

総合ポイントリーダー賞の授与式では、いつも笑顔で声援に応えてくれた岡田。いよいよ4月から高校生

3年間ポイントリーダーを守った岡田の走りを支え続けた高性能潤滑オイルEXLUBロゴ入り今治タオルを掲げる
4月からは高校生となる岡田に来シーズンの抱負を教えてもらうと、「トラック競技でインターハイ出場を目指したいと思います!」と、さらなる飛躍を宣言。
これからリーグに登録を考える女子選手たちにエールをお願いすると、「3年間 Nリーグで走らせていただき、本当にありがとうございました。(リーグ登録の)人数が女子だと少ないのですが、男子に負けないで頑張ってください!」とリーグの現況を鑑みながらも、これからリーグに登録する女子選手たちを鼓舞した。
中学生クラスは渡邉公太が優勝、柬理日楠詩が総合ポイントリーダーの座を守る
その後は恒例となったジュニア強化レースや実力別クラスレースが続き、午後2時42分からNリーグ中学生男子Nの対象レースとなる中学生クラスがスタート。コース 8周=12kmの決戦に今回は 25人がエントリー。すでに総合ポイントリーダーを確実とした柬理日楠詩(Team FITTE)がバトルマリンジャージを着用しスタートラインの前方につき、MCノゾミ氏の選手紹介に手を振って応える。

中学生レースを前におこなわれたジュニア強化レースでも、Nリーグ登録選手達が大活躍!

中学生レーススタート直前、アスリチューンのエナゲインを補給する柬理(写真中央)
さらに、Nリーグ中学生男子Nのポイントリーダー協賛の武田レッグウェアーの厚意により、総合ポイントリーダー賞ではリーダーだけでなくポイントランキング TOP3まで表彰対象となる。
現在ランキング2位が128pの渡邉公太(ブラウ・ブリッツエン U15)、そして3位がシリーズ第12戦で優勝した白石大河(Komami.Racing)が101pとなり5位から急浮上。一方、第11戦までランキング 3位につけていた神戸雅渡(保土ヶ谷.Bro)が98pとなり今は4位。しかし、その差は僅か3pと迫る。この最終戦で総合ポイントリーダー賞の表彰台に乗れるのは白石か?神戸か?最終戦についてはポイントテーブルに5点ずつ加算した点数を付与するボーナス制度があるため、目が離せない状況だ。

集団の前を積極的に出るブラウ・ブリッツェン水沼は、シクロクロスにも参戦する選手だ
レースは定刻スタート。ローリングを経てリアルスタートから集団は縦に伸びて最初のコントロールライン通過。次周回から選手らは何度も単独でアタックが出るものの決定打とならない。飛び出した瞬間のスピードはあるものの、持続力が足りていないことが一因と思われる。
飛び出し後は後ろのメンバーを伺うのではなく、先ずは1周か2周回を踏み続けてみて後方集団とのタイムギャップができてから、はじめて追いかけてくるメンバーを見て「逃げるか?止めるか?」を決める姿勢が大事。特に今レースのように距離の短い場合は臨機応変に考えている時間がないため、ここぞ!というときに思いきった動きをして最後まで諦めないことが肝要だ。なによりも何度も積極的な走りで自信をつけることが重要である。

集団の中ほどをキープし選手達の動きを見る柬理(写真中央)。目の前にはランキング4位・神戸の姿

ときおり集団から単独アタックがかかるが、決め手に欠ける状況。強い風もレースに影響したようだ
脚力や経験が足りていない中学生選手は、しっかりとした動きを決めかねているようだ。そんななか残り5周回で集団が割れて先行が5人から6人となるが、やはりメイン集団に追いつかれてしまう。先行するメンバーである柬理、渡邉、神戸、白石に岡本蒼大(#1-PRIMERA-)と水沼龍之介(ブラウ・ブリッツェン U15)が比較的に集団の前を占めているが、決め手を欠いている。

ゴール直後の中学生レース。インからゴールへ一直線に上れた渡邉が後続を振り切り優勝
最終周回となり、水沼がアタック。その動きに一時は集団が離れていったが、一気に集団が追いついてゴールスプリントに。最終コーナーでは渡邉がインのラインをキープし先頭でゴール、優勝を決めた。
2位には白石、3位に柬理が入り、4位は岡本。惜しくも神戸は 5位となり最終戦でのランキングTOP3の夢はついえた。しかし、この最終戦での5位まではNリーグ登録選手が占めて、シーズンを通して力を付けていった証拠となった。

中学生レースの表彰式。左から2位の白石、優勝の渡邉、3位の柬理の各入賞者 熾烈な闘いとなった
Nリーグ中学生男子NのランキングTOP3には、その健闘を称えて協賛の武田レッグウェアーから3人分のヒールロックソックスが授与された。
総合ランキング3位に入った白石はシーズン後半戦から好成績を上げてポイントの大幅加点を実現。そのジャンプアップの秘訣を聞くと「練習やメニューを変えたわけではないのですが、友達といっぱい練習したので強くなりました!」と地元・福島県で共に切磋琢磨する練習仲間にも感謝を述べた。4月からは高校生となる来シーズンは「もっと強くなって、高校でも結果を残したいです」と抱負を語った。
総合ランキング2位となった渡邉は一時、バトルマリンジャージを着用し順調に成績を重ねていたが、シーズン後半は体調不良でレース参戦が叶わなかったことも。しかし今日の最終戦で優勝を果たし、先ずは一言「嬉しいです」と明るい笑顔を見せた。「決め手は最後のスプリントですね」と会心の走りができたことをコメント。
3年間を過ごしたNリーグも卒業となり、来年からは自転車強豪高校に入学となるので「寮生活になって、朝起きられるか不安なんですが(笑)、6時半には起きられるように頑張ります!」と新生活への期待を教えてくれた。
そして、総合ポイントリーダーの座とバトルマリンジャージを守った柬理は先週、高校受験を終えたばかりということで少し疲れを見せていたが、そんな忙しいなかバトルマリンジャージを守り切れたことについて「すごい不安なスタート前だったんですけど、何とかレースで入賞できたし、このジャージを守れて凄く嬉しいです」と感慨深く語った。
高校生となる抱負は、「4月からは自分がやりたいことや夢があるので、それに向かって頑張りながら、自転車もしっかりとやって夢に近づけるようにしたい」と大きな夢を持っての新生活を見据えてコメントをくれた。最後に総合ポイントリーダーとして、これからポイントリーダーを目指す後輩達にエールをお願いすると、「バチバチなレースを魅せてください!バトルマリンジャージは最高の着心地です!」と鼓舞した。

3人揃って高校生なるためNリーグは卒業。自転車仲間同士で仲良く表彰コメントも楽しませてくれた

賞品のヒールロックソックスを手に謎?のポーズを決めてくれたNリーグ中学生男子N上位3人。さらにリーダーはアールエル製品が購入できる1万ポイントが贈られた。
各リーグ ポイントリーダー

写真左よりQ リーグ岡本、N リーグ柬理、NW 岡田の各総合ポイントリーダー
Qリーグポイントリーダー:アメジストジャージ
Nリーグポイントリーダー:バトルマリンジャージ
提供:Bioracer
アスリチューン賞Qリーグ(高校生以上女子)
総合ポイントリーダー:岡本 彩那(High Ambition 女子レーシングアカデミー)・159p
総合ランキング2位:根本 香織(Team 一匹狼)・53p
総合ランキング3位:増輪 心(Team 一匹狼)・10p
RxL賞N リーグ・N(中学生男子)
総合ポイントリーダー:柬理 日楠詩(Team FITTE)・212p
総合ランキング2位:渡邉 公太(ブラウ・ブリッツエンU15)・161p
総合ランキング3位:白石 大河(Komami.Racing)・126p
EXLUB 賞Nリーグ・NW(中学生女子)
総合ポイントリーダー:岡田 愛裕來(ブラウ・ブリッツエンU15)・176p
総合ランキング2位:板垣 美希(BELLE EQUIPE)・117p
年間総合ポイントリーダー特別賞:Airfly(株式会社ジゴスペック)
※ランキングにおいて同点者が出た場合、最新のレース着順が優位の選手を上位とする。
※最終戦終了時において、同点者が出た場合は、最終戦直前のランキングで優位の選手を上位とする。
※最終戦については、ポイントテーブルに5 点ずつ加算した点数を付与する(最終戦ボーナス)。


Qリーグ、そして Nリーグ中学生男女の各総合ポイントリーダーには特別賞として、株式会社ジゴスペックより Airfly製品から好きなサングラスを1本選べる特典が贈られた。
<レポート概要>
写真撮影:QNリーグ事務局
テキスト:須藤むつみ(QNリーグ事務局)
協力:サイクルロードレース協会東日本(MATRIX)
*しもふさクリテリウム 2月:公式レース結果
https://crra.powertag.jp/result/east/2025/2.html
2025-2026シーズンQリーグ・Nリーグ対象レーススケジュールはこちら。今シーズンも 1年間ご声援いただきありがとうございました!
http://www.jbrain.or.jp/q-n-league/race-profile.html
3月中旬には2026-2027要項の発表を予定しています。7期目となるリーグへの登録をお待ちしています。皆でアメジストジャージ、バトルマリンジャージを目指しましょう!
http://www.jbrain.or.jp/q-n-league/
*参考:2025-2026シーズンのリーグ登録要項
https://moshicom.com/122291/











