富士クリテリウムチャンピオンシップ2026 TEAM UKYO山本、窪木がワンツーフィニッシュ

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2026年3月1日(日)、静岡県富士市役所前特設コースで開催された富士クリテリウムチャンピオンシップ。TEAM UKYOから2人参加だった山本哲央と窪木一茂が終始動き続けたうえで最後にスプリント力を見せつけてワンツーフィニッシュを飾った。

富士クリテリウム2026

 

春の陽気の中のクリテリウム

2月28日(土)〜3月1日(日)、「Jatco presents 富士山サイクルロードレース2026」が開催された。土曜日には、静岡市清水区にある富士川滑空場を使って富士山サイクルロードレースのメインレースとなる富士クリテリウムチャンピオンシップの予選が3組に分けて行われた。

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予選が行われた富士川滑空上では富士山がのぞいた

 

日曜日には、富士市の富士市道臨港富士線、通称青葉通りの大きな通りを使った1周1.8㎞の富士市役所前特設コースにて、富士クリテリウムチャンピオンシップだけでなく男子ジュニアやマスターズ、女子カテゴリーなどのレースが朝から行われた。両日共に晴天に恵まれ、日差しが暖かく春の訪れを感じさせるほどに気温も上昇した。

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女子レースはHPCJC・ブリヂストンアンカーのチームメンバーを中心の展開となり横並びのスプリントのに。右の垣田が勝利

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前日の予選で勝ち上がれなかったメンバーで行われた交流戦の優勝は柳田慶士(新潟食糧農業大学)

 

チャンピオンシップ決勝

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地元のレバンテフジ静岡とHPCJCブリヂストンアンカーのメンバーが先頭でスタートを切った

 

14時25分に最後のカテゴリーである富士クリテリウムチャンピオンシップ、30周54㎞がスタート。前日に行われた予選を勝ち上がった75人が出走した。

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レース序盤の抜け出し

 

2人での出場となったTEAM UKYOの窪木一茂や山本哲央がそれぞれ序盤から逃げを作ろうと積極的に前で展開をしていく。「とりあえず逃げたくて、積極的に行って2人で抜け出そうと話していました」と山本は振り返る。

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逃げに出ようと試みた山本や橋本

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自ら何度も仕掛けた窪木

 

他にも橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)や山本元喜(キナンサイクリングチーム)、地元のレバンテフジ静岡、HPCJC・ブリヂストンアンカーやイナーメ信濃山形、チームサイクラーズスネルや各大学チームなどの多くの選手が抜け出そうと試みたが、集団はそれを許さない。

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山本元喜らも前で仕掛ける

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何度か集団との隙間は空くが、すぐに吸収が続く

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橋本と窪木が抜け出そうとする瞬間も

 

結局、逃げができないまま周回数を重ねていき、いよいよ終盤に入ると、キナンサイクリングチームやHPCJC・ブリヂストンアンカー、スパークル大分レーシングチームなど人数をそろえるチームがスプリントに向けて集団をまとめに入る。

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最終周、各チームがまとまりスプリントに備える

 

最終周に入る頃には、ブリヂストンが全員で前へと固まり、最後の市役所の180度ターンを先頭をクリアしていく。その後ろにしっかりと陣取ったのは、TEAM UKYOの2人だった。

「あそこ(最終コーナー)で先頭に出るのはまだ早過ぎる。ブリヂストンは5〜6人いるからいいですが、僕らは2人だから。ラスト300〜400mまでじっくり耐えていました」と山本は話す。

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窪木が集団先頭で山本を引っ張る

 

フィニッシュラインが見える直線で窪木が前に出ると、横に誰も並ばせない猛烈なスピードで突き進む。
後ろで機会を伺った山本は、「2人のトレインでコンパクトでしたけど、その分 機動力がありましたね。窪木さんがしっかりラインを作ってくれて、僕はもう乗っていくだけで連れていってもらった感じです」と話す。

黒枝士揮(スパークル大分レーシングチーム)や草場啓吾(キナンサイクリングチーム)、夏目天斗(レバンテフジ静岡)、岡本勝哉(HPCJC・ブリヂストンアンカー)、橋本などが後ろから迫るが、前の2人の真横に並ぶまでには至らず、残り100mを過ぎて窪木の後ろから発射された山本がフィニッシュライン間際で窪木をわずかに上回った。

窪木が山本の先着を確認すると拳を掲げ、2人チームであったTEAM UKYOがワンツーフィニッシュを決めた。

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残り100mを切って山本が発射

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山本の勝利を確信した窪木が先にガッツポーズ

 

スプリントでの勝ち方

「僕が後ろで窪木さんに前で位置取ってもらって、本当に最後はもう30㎝くらいしか先着できていないから、窪木さんが本当に強かったです。本当にもうおんぶに抱っこでしたね。こうやって勝つんだって思いましたね」勝利した山本はこう話す。

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レース後に称え合ったTEAM UKYOの2人

 

今回は、2人という少人数体制でのレースとなったが、経験のある2人であれば「むしろやりやすいんじゃないですかね。ガンガンいくだけです」とレース前に話していた山本。「窪木さんが強いので本当にやりやすいですね。昔からチームメイトだったこともあるので、やり方も分かってますし、本当にありがたいです」と語った。

今回の会場は選手2人ともが2日とも、自走で来て自走で帰宅するほどの距離。「いつもの練習場所でもありますし、地元ですね。国内の初戦で勝てて、国内のレースに出られる機会も少なくなっているので、良かったです」と山本は続けた。

窪木、山本の2人は、TEAM UKYOで3月中旬に行われるツール・ド・台湾を走り、今年も引き続きトラックの大会も控える。窪木は、「チームメイトの寺田(吉騎)くんも山本くんも強いから一緒にいい結果を残したいですね。もちろんオリンピックを見据えて」と話した。

前週の鹿児島県で行われた志布志クリテリウムでも4位に入り、今回の富士クリテリウムでは3位に入った黒枝は、「走れていない時期が長かったんですけど、チーム6年目で、会社のスタッフやチームメイトと、もう一回イチからやり直そうということで、みんなで支え合いながら今年頑張ろうとしていて。チームを設立してから応援してくれているスポンサーさんやファンの方もチームが走れない時も応援してくれて、支えてくれているので、その声援に今回応えられて良かったかなと思います。自転車も乗れるようになってきて、まだ完全に復調してるわけじゃないんですけど、今回表彰台に乗れたっていうのは、今後に向けてまたモチベーションにつながったかなと思います」と話した。

富士クリテリウム2026

10周目、20周目に設定された周回賞を獲得したのは、松本一成(チームサイクラーズスネル)と阿蘇来夢(作新学院大学)。阿蘇は敢闘賞も獲得

富士クリテリウム2026

今年就任の金指祐樹富士市長は「また来年も富士クリテリウムを」と話し、大会を締め括った

 

 

富士山サイクルロードレース2026
女子
富士クリテリウム2026
1位 垣田真穂(HPCJC・ブリヂストンアンカー)28分50秒

2位 西原有華 +0秒

3位 内野艶和(HPCJC・ブリヂストンアンカー)+0秒

 

 

富士山サイクルロードレース2026
富士クリテリウムチャンピオンシップ決勝
富士クリテリウム2026
1位 山本哲央(TEAM UKYO)1時間17分28秒
2位 窪木一茂(TEAM UKYO)+0秒
3位 黒枝士揮(スパークル大分レーシングチーム)+0秒

 

 

富士山サイクルロードレース2026 富士クリテリウムチャンピオンシップ

開催日:2026年3月1日(日)

会場:富士市役所前富士市道臨港富士線(通称:青葉通り)

富士市永田町1-100地先周辺 1.8km周回コース

https://fcrr.fujicity.jp