ロード・トゥ・ラヴニール(RTA)2026年春の欧州遠征に向けてクラウドファンディング実施中
ツール・ド・フランスを目指す「ロード・トゥ・ラヴニール(RTA)」プロジェクトでは、『(2026年春に)本場欧州に遠征し「ツール・ド・フランス」で戦える日本選手を輩出したい』資金を確保するためのクラウドファンディングを立ち上げた。
クラウドファンディングサイト CAMPFIRE
https://camp-fire.jp/projects/909378/view

【挑戦・目的】
2025年12月~2026年1月現在、日本の自転車ロードレース界は、世界の中でまだ“挑戦者”の立場にあります。世界最高峰である『ツール・ド・フランス』に出場できるUCIワールドチーム(全18チーム・約500名)の中で、日本人選手はこの10年でわずか1〜2名。例えるなら、サッカーでワールドカップ出場がまだ遠い国――それが今の日本のロードレース界の現実です。
しかし、ここから世界へ飛び込む道が閉ざされているわけではありません。鍵を握るのは U17〜U23(23歳未満) の“伸び盛り”の選手たち。この年代こそ、欧州の本格的なレースで揉まれることで、一気に才能が開花する貴重な時期です。実際、世界のトップ選手たちの多くは、この年代でヨーロッパの過酷なレースに何度も挑み、成長を遂げてプロの扉を開いてきました。
しかし日本では、海外遠征には高額な費用がかかるため――挑戦したくても挑戦できない。そんな無念な状況があまりにも多く存在しています。コロナ禍後の航空券高騰。国際情勢による不安定さ。そして、日本の約2倍近い欧州の物価高。これらは、若者が自力で遠征費を捻出するには、あまりに大きな壁となっています。
才能があるのに、挑戦の場に立てない――これは日本ロードレース界全体にとって大きな損失です。それでも、彼らは諦めていません。世界に挑みたい。本場で走り、強くなってツール・ド・フランスに続く道を切り拓きたい。そんな強い想いを胸に、今も日々トレーニングに打ち込み、欧州を目指しています。
日本の若い選手たちが、世界の舞台で堂々と戦える未来をつくりたい。それがこのクラウドファンディングを立ち上げた理由です。
【自転車ロードレースの本場、欧州のレース環境とは】
世界最高峰のツール・ド・フランスやUCIワールドツアーレースに出場するトッププロ選手は、例外なく欧州のレースで経験を積み、成績を挙げてプロ選手へと上り詰めています。フランス、イタリア、スペインなどのロードレース大国では、年間に合計で10,000以上のレースが開催され、プロに昇格できる選手は徹底的な競争を生き残った者のみです。
アマチュアで成績を挙げる選手は、欧州のUCIコンチネンタルチームや強豪UCIワールドチーム傘下育成チームにスカウトされたり、ジュニア(17~18歳)~U23(19~22歳)ナショナルチームに招集され、より厳しいレベルのレースに出場する機会を得ます。そして20歳を迎える頃には、UCIレースの年間出場距離も約4,000~6,000kmに達し、年間8,000~10,000kmのUCIレース走行が求められる世界トップカテゴリーの「UCIワールドチーム」および第2カテゴリー「UCIプロチーム」に所属するための最低限の体力と成績が積み上げられます。
一方、日本でのロードレース開催数は年間約100程度で、日本を中心に活動する選手たちの年間UCIレース走行距離はU23で約1,000㎞、エリート選手(23歳以上)で2,000~3,000km程度が中心です。結果、日本を中心にロードレース活動を行う場合、U23年代終了時には既に欧州で戦える「履歴」を揃えるのが難しくなります。したがって、選手が欧州・世界のプロになるためには、いち早く欧州の環境に身を置くことが現状では必須です。
RTAは、若手日本選手を世界標準の環境にいち早く置くべく、欧州での活動を行っています。
【2025年夏に出場を希望するレースとは?】
2026年春にRTAが出場を予定している下記リストにあるレースは、まさに現在の世界トッププロ選手たちが“アマチュア時代に走り、キャリアを築いてきた舞台そのもの”です。欧州のアマチュアレースは、各国の競技連盟が厳格なルールに基づいて明確にレベル分けを行っており、プロ選手を目指す者は、下位カテゴリーから一つひとつ勝ち進むことで上位レースへの参加資格を得ていきます。これは、欧州でプロを目指す選手にとって王道となっている成長ステップです。
今回リストアップしている15の候補レースの中には、プロ選手の出場も認められているアマ最高峰カテゴリー「エリート(=エリートナショナル)」の大会が複数含まれています。このカテゴリーで 5〜10勝ほど結果を残せれば、欧州の UCIコンチネンタルチームやUCIワールドチームの育成チームから声が掛かる可能性が一気に高まります。

【RTAとは何か?】
「ロード・トゥ・ラヴニール(Road to l’Avenir/RTA)」プロジェクトは、世界で戦うことを目指す日本の若い選手・チームに対し、“世界の常識”を正しく理解し、現在から近未来のロードレース界の情勢に即したアプローチで、正面から地道に、そして効率よく「世界到達」を実現するための取り組みです。その核心は、『ツール・ド・フランスに出場するUCIチームへ、日本人選手を送り込む』という具体的で実現可能な目標にあります。
特に皆様に知っていただきたいのは、本プロジェクトが決して奇抜なことを目指しているわけではなく、あくまでも 「効率的に、地に足をつけながら、強く・長く活躍できる選手を育てる」 という王道の戦略を掲げている点です。なぜなら、世界トップレベルのロードレースの現場では、”勢い”や”運”だけで通用することはほとんどありません。着実に積み重ねた実力を持つ選手だけが、長期的に活躍するチャンスを得られる世界だからです。
本プロジェクトの代表は、東京大会を含む複数の五輪ロード競技でヘッドコーチを務め、日本人初のツール・ド・フランス完走者・新城幸也が所属した「エキップアサダ」を率いてきた 浅田顕(あさだ・あきら)。自身も欧州でプロ選手として活躍し、世界ロード界の構造と流儀を熟知した人物です。
さらにRTAには、経験豊富なプロのメカニック、マッサー、選手代理人、広報スタッフといった専門スタッフがすでに揃っており、必要な資金さえ整えば、すぐに欧州最前線で戦える体制が構築済みです。
RTAホームページ:
https://www.rta-cycling.jp/
【実施スケジュール・資金の使い道】
・本欧州遠征に必要な金額は812.5万円です。うち312.5万円はスポンサー企業様・後援会様からのご支援で充当し、残りの額500万円を本クラウドファンディングにて調達予定です。
・その資金を2026年春にフランスで開催されるロードレース大会に出場する男子選手、スタッフの準備費用、及びCAMPFIRE様向け手数料に充当致します。・必要な額以上に資金が集まった場合、本プロジェクト主宰であるRTAが以降に実施する、若手選手育成の活動資金に充当させて頂きます。
クラウドファンディングサイト CAMPFIRE
https://camp-fire.jp/projects/909378/view
【問い合わせ先】
株式会社シクリズムジャポン(RTA主宰)












