イスラエル・プルミエテックは来季スイス登録のNSNサイクリングチームになる
イスラエル初のプロチームとして2015年から活動を続けてきたイスラエル・プルミエテック(UCIプロチーム)は、国際的なスポーツとエンターテイメントの企業である『NSN』と、同社の株主でありスイスのジュネーブに拠点を置くグローバル投資サービスの『ストーンウェグ』が、2026年シーズンに向けてチーム体制を引き継ぎ、UCIワールドチームへの復帰が見込まれているチームの新名称は『NSNサイクリングチーム』になると発表した。
新体制のNSNサイクリングチームはスイス登録になり、スペインのバルセロナとジローナが拠点になる。これにより、10年間続いたイスラエルのプロチームはプロトンから姿を消すことになった。
イスラエル・プルミエテックを巡っては、同チームが参加していた今年のブエルタ・ア・エスパーニャ(UCIワールドツアー)で、パレスチナを支持する抗議デモが激化し、最終ステージが中止に追い込まれる結果となり、チームは共同オーナーであるイスラエル系カナダ人のシルヴァン・アダムズ氏が身を引き、来季はチーム名からイスラエルの名称を外すと発表していた。
2026年から2028年のUCIワールドツアー・ライセンス発給のための基準となるUCIテクニカルランキング(2023年から2025年シーズンのチームランキングを累計したランキング)で、UCIプロチームのイスラエル・プルミエテックは13位に入り、UCIワールドチームへの復帰の条件はクリアしているが、今月に入ってカナダのプルミエテックがチームの共同タイトルスポンサーを辞めると発表し、新たなスポンサー獲得が注目されていた。
イニエスタが創立メンバーのスポーツ&エンタメ企業
チームのタイトルスポンサーになったNSN(Never Say Never)は7年前に創立し、サッカー、音楽、オーディオヴィジュアル制作、マーケティング、ブランドマネージメント、タレントマネージメントの分野でプロジェクトを展開している。創立メンバーの1人にはスペインの元サッカー選手イニエスタが名を連ね、デンマーク2部リーグのサッカーチームを保有し、2025年には世界各地で親善試合を7試合開催した。さらに同社は、グラベルバイクブランド『GUAVA』の過半数株式を保有している。
奇しくも来年のツール・ド・フランス(UCIワールドツアー)は、NSNの本拠地であるスペインのバルセロナで開幕するため、新体制となったチームには最高のお披露目の場になるだろう。チームは来週プレシーズン・トレーニングキャンプを行う予定で、新チーム体制とチームキットも近々発表される予定だ。












